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異世界転移した俺は万能スキルでスローライフを謳歌する  作者: みなと劉


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442 夕飯に牛肉牛蒡巻と竹輪の天ぷらを作る

 夕飯の献立は、しばらく考えた末に牛肉牛蒡巻と竹輪の天ぷらに決めた。どちらも手間はかかるが、家族みんなが喜ぶメニューだからな。

 まずは牛蒡を準備する。包丁を使って縦に筋を入れていく。これをやる理由は、この後の茹でる段階や煮込む行程で、牛蒡が柔らかく仕上がるからだ。筋が入っていると味も染みやすくなるし、一石二鳥だ。

 鍋にたっぷりの水を張り、火をつけて沸騰させる。沸騰したら筋を付けた牛蒡を投入し、ぴったり五分間茹でる。時間は短いように思えても、硬さがほどよくなる絶妙なタイミングだ。

 茹で上がった牛蒡は笊にあげて粗熱を取った。その間に、すぐに巻けるように薄くスライスした牛肉を用意する。牛肉は薄切りだから、巻きやすいし煮崩れもしにくい。

 粗熱が取れた牛蒡をひとつずつ牛肉で丁寧に巻いていく。焦らずにやるのが大事だ。巻き終わったら、再び鍋に戻し入れた。

 そして味付けの準備。水に醤油、白だし、砂糖、酒、みりんを加えて調味液を作る。甘辛くも深みのある味わいを目指すため、比率は適当に調整しつつ、万能スキルでバランスを整える。鍋の火を中火にして、具材にじっくり味が染みるように煮ていった。

 一方で、竹輪の天ぷらも準備に取りかかる。衣を作り、油を温めて、プリッと揚げるその瞬間を楽しみにしながら作業はどんどん進んでいく。

 夕飯の支度は、いつもながらにマイペースではあるが、それが俺にとっての幸せのひととき。それに、みんなが美味しそうに食べてくれたら、それだけで報われる。さあ、もうすぐ晩ご飯の時間だ。どんな笑顔が見られるか、楽しみだな。


「麗人さんほとんどやっちゃたんですね」

 ちょうどリッカが来てそういう。

 残った行程は、もう盛り付けのみだったのでリッカには味噌汁作りを頼んだ。

 エリクスはユーミルの子供たちの相手をしていたので本日はユーミルと子供たちと一緒に後でリビングダイニングに来てもらうことにした。

 チャリオットとリッカ、俺で行程を行い盛り付けテーブルに配膳する。


「では、本日も夕飯の時間です。本日は、牛肉牛蒡巻と竹輪の天ぷらです」

「美味しそう!」

 俺はこの言葉を聞くために料理をしているのだと思う。

 皆が笑顔で食べる姿はとても良い光景です。

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