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異世界転移した俺は万能スキルでスローライフを謳歌する  作者: みなと劉


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436 食器の片付けと洗濯を行う

 朝食を食べ終えると、自然とみんなが動き始めた。俺はさっと立ち上がり、使い終わった食器を集めてシンクへ運ぶ。エリクスが「兄貴、洗い物手伝おうぜ!」と声をかけてくれて、それにリッカも「私も拭くのをやりますね」と笑顔で応じる。チャリオットも黙々と台拭きを手にし、キッチンの片隅でテーブルの汚れをきれいにしていた。

 俺は蛇口のハンドルをひねり、勢いよく流れる水で食器を洗い始める。温かいお湯が使えればベストだったが、この世界の水は冷たくても清潔で十分だった。スポンジで丁寧に汚れを落としていくと、洗い桶の中で泡がふわりと踊る。洗い終わった皿やカップはすぐに布巾で拭き上げ、元の場所に収納していく。

「よし、これで朝の片付けも完璧だな」と俺が言うと、みんなも満足そうに頷きあった。勢いよく水を止めて蛇口を締め、最後に手を洗って清潔感を確認する。家の中は再びすっきりとした空間に戻り、朝の光が差し込むリビングダイニングはどこか爽やかだった。

「さて、これで次の準備に進めるな」と俺は軽く伸びをする。


 脱衣場に足を運びながら、俺はさっと洗濯機の蓋を開けた。風に揺れるカーテン越しに差し込む午後の光が、洗濯機の中を優しく照らす。

 洗濯物入れからまとめて洗濯物を取り出し、手早く洗濯機の中へ放り込んだ。まとまった量を見て、今日はしっかり汚れも落ちそうだなとひとりごちる。次に洗濯石鹸を適量入れ、蓋を閉めてからスイッチを「オン」にした。

「よし、これで洗濯開始だ」と言いながら、脱衣場の空気に漂う石鹸の香りとともに、ほんの少しだけ待つ間ののんびりした時間を楽しんだ。メセタがそっと寄り添い、尻尾をゆったりと振る。その姿に思わず笑みがこぼれる。

 洗濯機が静かに動き始めるのを確認してから、俺は脱衣場を後にし、次のゆったりとした時間の準備へと向かった。


「いま洗濯機回したから準備してこれから裏庭に行くよ」

 そういうとエリクス、リッカ、俺は裏庭に向かう。

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