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異世界転移した俺は万能スキルでスローライフを謳歌する  作者: みなと劉


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391/449

391 おやつはクレセク・ツィムニャクを皆で食べます

 家に入ると、リビングダイニングの長テーブルの周りに皆が自然と集まり、それぞれ椅子に腰を下ろした。夕方の柔らかな光が窓から差し込み、部屋の中をほんのり温めている。

 そんななか、チャリオットがぱたりとエプロンの紐を結び直し、テーブルにゆっくりとおやつを並べ始めた。

「今日は、地球のレシピ集から珍しいお菓子を選んでみました」

と笑顔で言いながら、チャリオットが取り出したのは『クレセク・ツィムニャク』という名の一品だった。

 説明すると、

 じゃがいもの自然な甘みを活かし、砂糖と牛乳のまろやかな風味が合わさった、もっちりとした甘いポテト団子のようなお菓子である。冷やしても温めても美味しく、紅茶やコーヒーとの相性も抜群だという。

「それじゃあ、みんなで食べてみよう!」

 テーブルには湯気がほんのり立つものもあれば、涼しげに冷えたものもあり、まずはそれぞれがひとつずつ手に取った。俺も一口頬張ると、ほのかな甘みともちふわの食感が口に広がった。

 エリクスも目を細めながら、「これは……いいな!」と言い、リッカは「優しい甘さで、何個でも食べられそう」とにっこり。

 ライトやユミナ、子どもたちも楽しそうにむしゃむしゃと頬張り、メセタやミルドレシアも興味津々でじっと見つめている。

「ああ、これ本当に美味しいよ」と俺が言うと、全員が口を揃えて、

「美味しい!」

 と声を重ねた。

 そんな和やかな空気に包まれながら、俺たちはいつものように、ゆっくりとおやつの時間を楽しんだのだった。

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