381 日曜日の朝がやってくる
本日は日曜日。
その朝である。本日は、毎週行っている商品受け渡しが行われる日である。
その朝である。
朝日をカーテン越しから浴びる。起きて着替えを行い前日はメセタ達の部屋で寝泊まりしたのでなるべくメセタ、ミルドレシアを起こさないように起きるつもりでいたが目を覚ますとなんか
メセタがもう起きていた。
「お前?いつ頃起きた」
「2時間前ですね」
(たしかこの家に住み始めた時にもこの会話したよな)
「いやはや我が君の寝顔を守れたのは本望ですな」
(またこいつ何言ってるんだ?)
ミルドレシアも俺たちの会話で起きてしまい
「おはよう、まま、ぱぱ……」
そして俺たちはそのままリビングダイニングに移動する。
途中でエリクスと合流する。
「兄貴おはよう今日は朝食何作る?」
「そうだな。小倉トーストってのを作ってみようと思うんだよ」
「小倉トースト?」
「うん。前に小豆のとろ煮食べたろ?あれをトーストに塗るんだよ」
「美味しそう!!」
そして、エリクス、チャリオット、リッカ、俺で小倉トースト、サラダ、スープで本日の朝食を彩る。
朝食の後
裏庭の収穫、生ジュース作成瓶詰め、麦茶作成瓶詰め、りんごジュース瓶詰め、オレンジジュース瓶詰め、フルーツサンド作成梱包
コツコツと丁寧に行い
今日の商品受け渡しの準備は滞りなく行われるのである。
お父さん達がやってくる。
そして
今週も商品を受け渡しそして空きコンテナと交換する。
「今回もありがとう『跡取りくん』」
「いえお父さんもいつも来てくれてありがとう。忙しくはないの?」
「なに息子のためならなんとやらだよ」
嬉しそうに俺と話すお父さん。
今回もサンドイッチを用意して
飲み物を簡易テーブルの上に置く。
皆で頑張って皆で食べるサンドイッチと飲み物は格別である。
お父さん達が帰ったあと
乾いた洗濯物を取り込みクローゼット、箪笥などに収納する。
本日の午後のおやつはクッキーと紅茶である。
チャリオットが用意してくれた。
その後、夕飯の支度前まで子供たちと遊んだりした。
ライト、ユミナはトランプ遊び。
ユーミルの子供たち(マチルダ、アマンダ、リュー)はエリクスと一緒に絵本を読んでいる。
俺はその光景を見てにこやかにすごす。
時折リッカが
「楽しそうですね」
と俺と会話をする。