379 午後のおやつにチョコレートウエハースを作る
昼食が終わり、食後のひと休みを終えると、エリクスが目を輝かせながら提案してきた。
「今日はどんなおやつ作るの?」
「そうだな、今日はチョコレートウエハースを作ってみるか。サクサクしてるのに甘くて美味しいからな。」
「ほう、チョコレートウエハースですか。それはきっと甘くて美味しいのでしょうね。私もお手伝いします!」
とチャリオットが声を上げる。
リッカもそばに来て
「甘くて美味しい!?作りたいです!麗人さん」と意気込んでいる。
「じゃあ、レシピを出すか。」
心を集中させ、再びスキルを発動する。
すると、目の前に一冊のレシピ本が現れた。表紙には「パーフェクトチョコレートウエハース」と書かれている。
「出たな!これで完璧に作れる。」
リッカが興奮してレシピ本を手に取る。
「あ、こんなに細かく書かれてるんだね!これなら失敗しないよ!」
ニコニコしてるリッカを見て俺は心のなかで微笑んだ。
材料の準備と役割分担
「よし、それぞれ役割を決めて作業を進めよう。エリクスはウエハースの生地を伸ばす係。チャリオットはチョコレートソースを作る係だ。リッカはトッピング用のナッツやフルーツを刻んでくれ。」
「はい、兄貴!」
「任せてください!」
「やる気出てきた~!」
俺は全体の工程を監督しながら、みんながスムーズに作業を進められるよう手助けをする。
1. ウエハースの生地作り
エリクスが小麦粉、砂糖、卵、バターを混ぜ合わせてウエハースの生地を作る。
「これくらいの厚さで大丈夫?」
とエリクスが生地を伸ばして確認してくる。
「いい感じだ。そのまま薄く均一に伸ばしてくれ。」
薄く広げられた生地を天板に敷き、オーブンで焼き上げる。
2. チョコレートソースの準備
チャリオットが湯煎でチョコレートを溶かし、生クリームと少量の砂糖を加えて滑らかに仕上げる。
「こんな感じでしょうか?とてもいい香りがしますね」
とチャリオットが微笑む。
「うん、完璧だ。焦げないように注意してくれよ。」
3. トッピングの準備
リッカはナッツを細かく刻み、ドライフルーツを小さくカットしていた。
笑顔が見れていいな。
4. ウエハースの組み立て
焼き上がったウエハースにチョコレートソースを塗り、重ねていく。最後にトップにもう一層チョコレートソースを塗り、リッカの準備したナッツとフルーツを飾る。
「これで完成だな!あとは冷蔵庫で冷やすだけ。」
冷蔵庫に入れて冷やし固めている間、みんなで片付けを済ませた。
冷やし終わったウエハースを切り分けて皿に盛りつけると、綺麗な層ができており、見た目も美しい仕上がりになった。
「いただきます!」
みんなで一口食べると、サクサクのウエハースと濃厚なチョコレートの味が絶妙に絡み合い、至福の時間が訪れた。
「これ、最高です麗人さん!」
とリッカが大興奮。
「うまぁ!」とエリクスも満足げだ。
「また作りたいですね!」
とチャリオットが提案する。
午後のおやつも大成功となり、楽しい時間を過ごすことができた。