354 新しい遊び道具麻雀
昼を食べたあと
皆で楽しみながら遊べるものを出そうと思っていた俺は
ふと
昔、麻雀ほんの少しだけやっていたことを思い出していた。
あの頃は楽しかった感じはある。
良く見る映像の麻雀とは少しだけ違って
季節牌と春夏秋冬牌も入れたタイプの麻雀だ。
ビデオゲームでの麻雀はその部分は基本的には使われないのである。
麻雀牌とか卓は出るのか
ぽんっ!
リビングのテレビの付近に雀卓が出てきたのは驚きだった。
皆が音のなる方を見る。
そして
「何をだした!?」
とまるでなんかの犯人のように大きな声を出すのである。
「麻雀牌と雀卓!」
「なにそれ?」
「戦略とか覚えることが多いゲーム」
「これは組み合わせて作り出す的なやつであるな?」
メセタがいう。
(う、やっぱ賢すぎるだろ)
「ポーカーも役というやつがあるであるな?それと同じをことを麻雀とかいうやつでも出来ると言うことであるな?」
「そうです!メセタの言う通りです!」
と俺はいう。
基本のルールブックを出す
ぽんっ!
これを皆で閲覧する。
麻雀は、中国発祥の伝統的なゲームで、4人が牌を使って行うテーブルゲームです。基本的なルールを説明します。
基本ルール
1. プレイヤー数: 麻雀は基本的に4人でプレイします。
2. 牌: 麻雀牌は全部で136枚あり、以下の種類に分かれます。
数牌: 萬子、筒子、索子の3種類があり、それぞれ1~9までの数字が4枚ずつあります。
字牌: 風牌(東、南、西、北)と三元牌(白、發、中)がそれぞれ4枚ずつあります。
3. ゲームの目的: 自分の手牌を使って、特定の役(あがり形)を作り、点数を獲得します。
あがりには、役満(最も高い役)から小さな役まで、さまざまな役があります。
4. ゲームの流れ:
配牌: 各プレイヤーは最初に13枚の牌を配られます。
ツモと打牌: 順番に1枚の牌を山から引き(ツモ)、不要な1枚を捨てます(打牌)。
これを繰り返し、手役を完成させます。
あがり: 自分が特定の形を完成させた場合(例えば、3つの同じ牌のセットが4つと、1つの対子〈ペア〉)、または他人の捨てた牌で役を完成させた場合に「あがり」を宣言します。
5. 役(あがりの形): 麻雀には様々な役があります。
以下は基本的な役の例です。
タンヤオ: 2~8の数牌のみで揃えた手。
ピンフ: 雀頭が役牌以外で、順子(連続した3つの数牌)が4つある手。
一盃口: 同じ順子が2つある手。
6. 点数: 役に応じて点数が異なり、特定の役や役の複合によって大きな点数が得られます。
役満や倍満などの高得点を狙うのも麻雀の魅力です。
7. 終了: 全員が順番にツモと打牌を行い、誰かがあがるか、または牌山の牌がなくなった時点でその局が終了します。
ゲームは複数の局をプレイし、合計点数で勝敗が決まります。
8. 風: プレイヤーには「東」「南」「西」「北」の風が順番に割り当てられ、局が進むごとに風が移動します。
補足ルール
鳴き(チー、ポン、カン): 他のプレイヤーの捨て牌を使って、自分の手を揃えることもできます。
チーは順子を作る時、ポンは刻子(三つ子)を作る時、カンは槓子(四つ子)を作る時に使います。
麻雀のルールは地域や大会によって若干の違いがありますが、基本はこの流れです。
「これが基本のルールですね!違反とかは?」
「あるよ」
ルールブックの中の違反項目を取り出す。
麻雀には、いくつかのルール違反が存在します。これらの違反行為を行うとペナルティが課せられ、場合によっては大きな不利益を被ることがあります。以下に代表的なルール違反を紹介します。
1. フリテン(振聴)
内容: 自分の手牌でロンできる牌を捨ててしまった場合、その局ではその牌で他のプレイヤーからロンできなくなります。
ただし、ツモであがることは可能です。
ペナルティ: フリテン状態ではロンできなくなるため、他のプレイヤーに有利な状況になります。
2. 誤ロン・誤ツモ
内容: 実際にはあがりの形が揃っていないのに「ロン」や「ツモ」と誤って宣言する行為。
ペナルティ: これは重大なルール違反とされ、局終了後にリーチ棒が没収される、または点数を支払うなどのペナルティが課せられます。
また、場合によっては「チョンボ」となり、その局の点数は他のプレイヤーに配られることもあります。
3. ダブロン・トリプルロン
内容: 複数のプレイヤーが同時に「ロン」を宣言することを指します。これは状況によってルールが異なります。
ダブロン:2人が同時にロンする場合。
トリプルロン:3人が同時にロンする場合。
ペナルティ: ルールによって処理が異なりますが、多くの場合、最初に宣言した人だけがロンできる、または全員が点数を得る形が取られます。
特定のハウスルールがある場合、全員のロンが無効になる場合もあります。
4. 空ポン・空チー
内容: 実際にポンやチーができないにもかかわらず、間違って「ポン」や「チー」を宣言する行為。
ペナルティ: 宣言が無効となり、次のツモを飛ばされる、または手牌をオープンするなどのペナルティが課されることがあります。
5. リーチの無効
内容: リーチ宣言後に、牌を見せたり交換したりするなど、リーチの条件を破る行為。
ペナルティ: リーチが無効になり、あがりの権利を失うことがあります。
最悪の場合、リーチ棒が没収されることもあります。
6. 多牌・少牌
多牌: 自分の手牌が規定より1枚多くなる行為。
少牌: 自分の手牌が規定より1枚少なくなる行為。
ペナルティ: 多牌や少牌が発覚した時点で、その局は無効となり、チョンボとしてペナルティを受けることがあります。
局を続行できない場合、点数を他のプレイヤーに支払うことになります。
7. 錯行
内容: 重大なルール違反全般を指す言葉で、誤ロンや誤ツモ、空ポン・空チー、多牌・少牌などが含まれます。
ペナルティ: チョンボが発生すると、その局が無効となり、チョンボを犯したプレイヤーは他のプレイヤーに点数を支払います。
8. カン違反
内容: カンをする際に、4つの同じ牌が揃っていないのにカンを宣言する、またはルールに反したタイミングでカンをする行為。
ペナルティ: これもチョンボとなり、ペナルティが科せられます。
麻雀ではこれらのルール違反を避け、正しくプレイすることが重要です。
「へえ、結構あるんだな」
「そのようですね」
と皆が感心する。
それだけ公平を保つために用意されたルールなのである。