286 磯部餅とまったりおやつじかん
米粉に水と塩を少量混ぜ捏ねる。
形を整えて
海苔を巻く。
フライパンを用意して
軽くフライパンを熱して
濡れ布巾にフライパンを落としてから
再度
フライパンを火に掛けて
油を引く。
成形した
磯部餅のタネをフライパンに乗せて
焼いていく。
醤油、酒、みりんを混ぜた
タレを刷毛を使って
塗っていく。
反対して
刷毛を使って塗っていく
皿に盛り付ける。
「はい!食べようか」
「こ、これが磯部餅」
頬張ると笑顔が出る。
皆の笑顔がみれて俺は嬉しいぞ。
食べながら
テレビを観る。
『宇宙の神秘と銀河系』という番組をやっていた。
テレビで今日は
『宇宙の神秘と銀河系』という番組をやっていた。
俺は食い入るようにそれを観ていた
「宇宙の神秘と銀河系」という番組は、広大な宇宙の成り立ちや銀河系の壮大なスケールについて詳しく解説していた。
俺達は、まるで吸い込まれるように、目の前の映像に釘付けになっていた。
無数の星々が輝く様子、超新星爆発の瞬間、そしてブラックホールの恐ろしさに至るまで、そのすべてがまるで自分が宇宙に漂っているかのような感覚を引き起こした。
「やっぱり、宇宙はすごいな……」
俺は、独り言を言っていた。
メセタは
(宇宙とは、銀河系とはなんなのだろう?)
番組のナレーターが、銀河の中心にある巨大ブラックホールについて語り始める。
あまりにも強大な重力に引き寄せられ、どんな物質も逃れられないその力。
その存在の神秘に、俺はますます興味を引き込まれた。
ブラックホールに吸い込まれた物質は一体どこへ行くのか、答えのない問いが俺の頭の中を駆け巡る。
メセタは俺の呟きに
「我が君?宇宙とはなんなのです?」
「うん?お前のいるこの場所は第20世界(惑星)だろ?」
「はい。」
「その惑星を空に飛ばしてる空間が宇宙だ」
「え!?そうなのですか!」
メセタの驚きの声に、俺は思わず笑ってしまった。
ハイランドウルフ型プロトカルトの彼はいつも真剣に何でも吸収しようとするその姿勢が面白い。
テレビが終わり
全員
真剣にテレビを観ていた事が判明。
ユミナ、メセタ、ミルドレシアは耳をぴょこぴょこさせて
尻尾をゆるりゆるりと動かす。
(やはりこの三人は親子だなぁ)
と、実感。
娘のユミナは人としての部分も受け継いでいるのである。
神の子であり
獣人種でもある。
磯部餅を食べ終え
後片付けをする。