274 特製プリンを風呂の後に食べよう
今日は
夜のおつまみは
特製プリンと梨のジュースである。
いまは風呂の準備をしている。
風呂のアラームがなるまで
寛ぐ。
メセタ、ミルドレシアが目の前に座り
尻尾を高速に振るう。
俺はふたりの頭を撫でるとさらに尻尾は加速する。
(流石親子、ここは似るんだな)
と、若干の笑みをこぼすと今度はメセタから
「我が君!?その顔やめい!!きっしょいから」
言われ
沈む俺をミルドレシアが近くに来るので慰めてくれるのかと思いきや
「ままのそういう顔は僕も好かない…きっしょいよ」
と、追い討ちを掛ける。
(がーん!?ミルドレシアまで!?そんなにきっしょい顔なのかよ)
鏡を見せられ
うわ!?
確かにきっしょい
これは直すべき?
と、思ったが
メセタは少し顔を赤くして
「でも、これも我が君の特性なのかもしれませんねぇ」
と、言い出す。
(特性ってなんやねん)
少しむくれていると
メセタが、肩をぽんぽんして
「褒めているんですよ」
といわれるが
(納得できるかぁ!?)
と心のなかで思う俺。
このやり取りを遠目でみていた
リッカ、エリクス、ユーミルがにやにやしている。
しばらくすると
お風呂のアラームがなり
『お風呂が沸きました』
という音がするので
風呂に入る準備をして
順番にお風呂に入る。
風呂からあがり
バスタオルで髪の毛を拭き
着替えをして
洗濯籠に洗濯物を
バスタオル用と衣類用に区分して入れていく。
それから俺は、冷蔵庫の中に仕舞ってある『特製プリン』をそれぞれの皿に盛り付けて
テーブルの上に配膳する。
エリクス、メセタ、ミルドレシア、リッカ、ユーミル、チャリオット、子供たちは目をキラキラとさせ
「なにこれ!?」
と、みたことのない食べ物に釘付けとなる。
俺は、全員に
「これは、今日の昼前にしたくしていた…俺『特製のプリン』です!今日の夜のおつまみにと作っていました」
そして、俺はもうひとつ準備をして
テーブルに
梨ジュースを用意する。
「こ、これは!?」
とメセタが言うので
「これは『梨ジュース』です。りんごジュースとオレンジジュースは飲んだことあると思います。これは俺が願って出した『梨ジュース』です。」
と、言った。
「生ジュースとは違うの?」
前に梨の生ジュースを用意したことがあるがそれとは違う物であることを説明した。