268 作業あとの飲み物とサンドイッチは格別に美味しい
俺は作業あとに
用意していた
麦茶とサンドイッチを
簡易テーブルを設置して
配膳する。
「さあ、皆さん!作業お疲れ様でした!
こちらで麦茶とサンドイッチを用意してますので皆で食べたり飲んだりしましょう」
と、俺は準備をする。
皆が俺の用意した
麦茶とサンドイッチに目が向く。
「毎回すまないね」
と、ゾニルフ会長から言われるが
「これは俺の好意でしてることですのでどうぞどうぞ
お構い無くです。それに俺は皆が笑顔で麦茶やサンドイッチを食べてくれるのが楽しみなので」
というと
そこにいる全員がにこやかになる。
サンドイッチを頬張り
麦茶を飲む。
「美味しい」
「今日のサンドイッチはなんかいつもと違う前のとは違うの?」
と、聞かれたので
「今回は、『山形食パン』という山に見立てた食パンを使用して
レタスはこの間から畑で作っているサニーレタスを利用しています」
それと
と、俺は続け
「卵もいつも使っているやつではなく『帆の薫り』という赤玉の卵を使いました。」
も説明する。
「美味しいを追求してるわけか。それとこの肉は一体?」
「それは『ベーコン』といって肉の薫製品なんですよ」
「ベーコンというのか。これも作ったのかい?」
「いえこれは…『ベーコン』!」
ぽんっと、音が出て
簡易テーブルのうえに
食品トレーと『マルス御用達徳用ベーコン』と書かれたベーコンが出てくる。
それを見た
ゾニルフ会長、クラウドお義父さん、アルドさんは
びっくりする。
「うわ!いきなりその場で出てきた。あ、前の哺乳瓶の時と同じか」
「あれは本当に焦ってましたからね」
「まあ、これで欲しい物が基本君が思えば出てくるってことはしっかりと理解できた」
「ありがとうございます」
そして、俺の手を握り
「改めて私の子供になって欲しい。これはうちの妻もなって欲しいと言っていたのだ」
ぼぼぼ、と俺は顔が真っ赤になっていくのがわかる。
他の人たちも微笑ましい感じに思っているのだろう。
俺の答えはもう決まっている。
「はい。至らないところはあります。不束ではありますが…俺をあなたの養子にしてください『お父さん』!」
前までは度々『お父さん』と、呼んでしまったけど
今回きちんと
俺は決心したから
なので
もう、あなたは俺の父親です。
これからもよろしくお願いします。
ゾニルフ会長。
あなたの息子として俺はいきることを願います。
そして、ここにいる皆ともっと仲良くしていきたいです。
そして、日曜日は楽しい感じに幕を閉じる。
それから
俺は
家の隣同士に
左側にユウキさんの別邸を願って
右側にアキトさんの別邸を願った。
そして
彼らは今年の夏ごろにまた来てくれることになった。
それぞれ自分の世界(惑星)へと帰る。
そしてまた月曜日の朝がやってくる。