252 家の中の異常さに翻弄されるふたり
「家の外観もなんか地球にいた頃のような既視感があるんだ」
「あ、それについては俺は地球での生活もあったからだと思っています」
家の外を眺めてユウキさんが言っていたので俺がそういうと
「たしかアキトも元々は地球にいたんだろ?」
すると、アキトさんが
「そうですね、1000年くらい前にこっちに転生といっても第1世界アドクリフですけど」
第1世界?
メセタが
「第1世界アドクリフはこの世界の中核を担う世界です。
惑星と言った方が正しいのでしょうかね」
惑星を世界としているのか。
「僕は、第1世界アドクリフの第15代目世界の主神『アキト•オミンクレイ』隣にいるのは第14代目世界の主神で現在アドクリフの裏世界に当たる魔界エドフェルムの神様『ユウキ•ルヴァン』さんです。僕とは息子の義理父になるので親戚です」
と、分かりやすく説明してくれた。
ということは
「ユウキさんは俺の大伯父さん!?」
「どうだろう?どう説明するといいかわからん」
「別にユウキさんでいいと思うよ」
と、笑顔で言うので
「では、ユウキさんと呼ぶことにしますね。よろしくお願いいたします」
「えーと、そうだな…俺も『』だとあれだから…うーんと『特くん』でもいい?」
というので
「『特別な子くん略して特くん?』」
と返すと苦笑いされたが
「そうそうその特くん」
と、話し家の中に入っていく
家の中に入ると
ますます地球にいた頃のような廊下や部屋の作り
特に言われたのが
エレベーターが家にあること
テレビや冷蔵庫
リビングダイニングの広さである。