233 水曜日の朝とメセタが昨日の今日で興奮気味
昨日の夜からメセタが興奮気味だったので俺は寝ながらメセタの頭と背中をずっと撫でていた。
朝くらいまでこれが続き
さらには朝を迎えた後もずっとこの興奮気味が治まらないのである。
ミルドレシアが
「ぱぱ?大丈夫?」
とすりすりしていたが
ずっとこの興奮気味状態は治まることを知らない。
やはりエレベーターとか2階が出来たことが理由だろうか。
それでも俺はメセタの頭と背中をずっと撫でていた。
寝てはいるので朝はすっきりはしていた。
エリクスは昨日は自分の部屋にいたのでこのことは知らない。
朝食が出来たのであろう
エリクスが迎えに来た。
それでメセタのこの状態を知ったわけで
「ど、どうしたの?」
と駆け寄ってくる。
俺は昨日夜からずっとメセタが興奮気味の状態であることを伝える。
それで
「昨日色々とあったじゃないか。家に2階が出来て風呂トイレまで出来てさらにはエレベーターという新しい設備まで出来たから」
というと
エリクスは
「それでずっとこの有様という訳ね」
エリクスを見たメセタはエリクスに向かって突進
(おい!?)
そして足に抱きつくとなんか腰を振ってる
(ん??)
そしてたまにエリクスの足を自分の歯で噛み噛みと甘噛みする。
「どうしたの?メセタ」
(あ、これは……)
「おい……メセタ」
びくっとするメセタ。
「お前……盛か?」
するとピンとしてた耳を折り畳む
そして尻尾が垂れ下がるのをみて
俺は、呆れてしまう。
そうかそれで興奮気味だった訳か。
俺にやってこいよ!
一応お前の子供妊娠してんだろが!
盛の行動だけなら許したぞ?
と、思っていると
メセタがこっちを見て
「だって……我が君……妊娠してるし……わたしこの状態だと……してしまうから」
だからエリクスが来たから
エリクスにしがみついて腰を振ってたのかよ。
まあ、興奮気味の正体がわかって俺は良かったと思う。
「なんか嬉しくない!」
と涙を流してエリクスは言う。
そりゃそうだろな。
興奮気味も治まり
これから朝食です。