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231 おやつにドーナツを作ってくれた

今日はエリクスがフライパン奥義を使って生地を錬成している。

そして捏ねた生地を型抜きしている。

あの型抜きの型はドーナツ?

エリクスは本日の朝のおやつにドーナツを作ってくれているようである。


油でドーナツを揚げている。

キチャキチャという音が聞こえる。

いい感じにきつね色になりバットにあけている。

それを数回繰り返す。

そうして人数分のドーナツを作り終わる。

皿に盛り付けてテーブルに配膳するエリクス。

俺達はエリクスのこの行為に感謝の意を示す。


エリクスは顔を赤くして椅子に腰掛ける。

俺はエリクスの側に行って彼を優しく後ろから抱きしめる。

エリクスは

「え!?……あ……兄貴!?……あの!」

「いいから……いまは……いまだけは……こうさせて」

と、俺は彼に言った。

メセタはにやにやする。

ミルドレシアもにやにやする。

俺は

(この似た者親子が)

と心の中で思った。


俺はエリクスから離れると自分の席に座って

皿に盛り付けられたドーナツを頬張る。

「美味しい!」

と、俺は言う。


皆も食べ

皆も

「美味しい!ありがとう……エリクス!」

と言った。

エリクスは更に真っ赤になって蹲ってしまう。

「ありがとう……兄貴……みんな……ありがとう」

と彼は顔を真っ赤にして皆に感謝している。

だってさ

美味しいから

これからも仲良くしてください

エリクス。


ずっと一緒に暮らそうな

それとアルドさんにエリクスの料理食べてもらいたいな。

きっとアルドさんエリクスが料理を沢山頑張ってるの知らないと思うんだよな。

今度の木曜日からアリアさん来るけど

その次の日から実は

ゾニルフ会長、クラウドお義父さん、アルドさんもこの家に来ることになっている。

そして皆でお泊まりである。

なので

アリアさんの泊まるお部屋、会長、お義父さん、アルドさんの泊まるお部屋も作っておかないと

願ってみようと思います。


俺の能力はきっとこの為にあるようなものですから。

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