229 今日はメセタ、ミルドレシア、エリクスと一緒に寝ることに
テレビを見終わり
寝室へ
なんか今日はエリクス、メセタ、ミルドレシアが一緒に寝たいということで寝室には俺と3人が一緒である。
ミルドレシアはクッションで寝ると言っていたので
少し大きめのクッションを出してあげた。
ミルドレシアは喜んで寝支度する。
尻尾はゆるゆると最初は動き直ぐに寝てしまう。
メセタはエリクスも居るので少し興奮していた。
いつもは居ないエリクスが一緒だからかもしれない。
俺が興奮を抑えてあげようと頭を撫でてやると少し興奮は治まったようで
最初尻尾を高速で振るう高速狼になっていたけど
ゆるゆる尻尾になってきた。
それから少ししてメセタも眠ってしまった。
あと起きてるのは俺とエリクスである。
エリクスも少し俺に甘えたい素振りだったので
『おいで』
と呼んで
頭を優しく撫でてあげる。
エリクスは顔を赤くして俺と目を合わせる。
少しだけ俺に抱きついて
俺の匂いを嗅いでいた。
(俺は安心できる存在なのかな?)
すると匂いを嗅ぐのをやめて俺とまた顔を合わせると
耳元で
「俺……兄貴と……出来れば……」
「?」
「キスしたい」
ぶふ!
と、心の中で吹く。
「いや……それは」
「その……頬に」
頬にか……。
ということはやはり安心材料として頬とか頭にちゅってして欲しいわけだ。
まあ、年頃の男の子ならたまにはそういう感じになることもある。
「まあ、頬になら……唇とかはいくら何でもだめだけどね」
本人も唇のがよかったという訳ではないらしく
やはり俺の思った通り
少し寂しさを感じていたらしい。
だから今だけは
本当の兄弟のようにしたいと思う。
まあ、頭とか頬にちゅって兄弟間でもやるかどうかは知らんけど。
まあ、今だけはね……。
おやすみエリクス。
いい夢を見なさい。
と思いながら頭や背中を撫でてあげる。
今週
リッカは出産予定日を迎える。