225 おやつにクロワッサンを作ってくれた
チャリオットの煎れてくれた紅茶とクッキーを味わいながら
エリクスの作る物を俺は察した
あれは
あの形は!
『クロワッサン』!!
俺はそれがクロワッサンであると確信した!
焼けたら食べたいという衝動に駆られた。
焼けるまでの間
エリクスは俺達と一緒にソファで寛ぐことに。
俺はエリクスから頭を撫でられ
リッカからはお腹を撫でられ
ユーミルからは脇付近をすりすりされ
メセタからは
『我が君……おいたわしや』
と言われ
ミルドレシアからは太腿すりすり
チャリオットはなんかオロオロしてる。
子供達からは
『パパりん……ママりんになる』
『トト様……カカ様になる』
『父上すげー』
とか言われ
なんなんだと思う。
まあ、皆俺が好きらしいのでいいかと俺は思った。
俺は少し目を閉じる。
すると唇に柔らかいものが当たる。
目を開けるとリッカの唇があるのを確認してまた目を閉じる。
するとまた唇に柔らかいものが当たる感覚になるので
また目を開ける
次はエリクスの唇だった!
(嘘だろ)
俺のこと好きだから?
それか感謝の唇同士の接吻?
エリクスは俺が目を開いていることに驚いてしまい顔を赤くしている。
(可愛いなぁ)
と思いエリクスの頭を撫でてやる。
すると更に真っ赤にしてしまい俺の隣に座り俺の手を握り始める。
(照れ隠しかな?)
それから少しして
クロワッサンが焼けました。
それの音を確認して
エリクスがクロワッサンを皿に盛り付けています。
俺はエリクスからクロワッサンの皿を受け取る。
リッカもエリクスから皿を受け取る。
皆に皿が行きたわる。
出来たてのクロワッサンを午前のおやつとして美味しく食べました。
サクサクでなかなかに美味かった。