207 水曜日は水曜日のどうでしょうのお時間です
火曜日は野菜ジュース以外特には何も無い1日だったと思う。
メセタが相変わらず可愛くて煩いw
そしてミルドレシアがバチコーンして親のメセタを吹っ飛ばすのがもはや日常に変わりつつある。
ユーミルは毎日子供達の相手をしている。
「ママりん!頭撫でて」
「はいよ!マチルダ!」
腕を伸ばしてマチルダの頭を撫でるユーミル。
それに感化して
アマンダ、リューも
「撫でてぇ」
と言うのでユーミルは腕を3つにしてマチルダ、アマンダ、リューの3人の頭を撫でてる。
まあ、スライムだからそういうことも出来るというもの。
水曜日の朝、朝食を食べ終わり
収穫を行ったあと
俺は、雑草が生え始めた場所へ行って
ふと俺が最初に出した
薪を出してみる。
「薪!」
ぽんっ
手に薪が出てくる。
それを今度は
「この薪をおがくずに!」
薪がおがくずに変化する。
これにした理由は、俺はおがくずを雑草の生えてる所に乗せていく。
そして塩を掛けて
ゴム製の小さいマットをおがくずと塩を撒いた場所に敷いていく。
これをした訳は雑草の駆除と地表のバクテリアの繁殖と腐葉土の育成の為である。
どうもこの国の土壌は土などを作ってくれるバクテリアなどの繁殖が悪いのか森は豊かなのだが
木が生えていない場所の土壌が些か悪いようにもみえるのである。
畑の育成に腐葉土を!みたいに
腐葉土作りをしてそれを売りに出してもいいかなって最近では思うようになってきている。
が、それはやめておくことにした。
前に
ゾニルフ会長が
『まあ、聞きなさいこの国では土壌の状態が悪いのか作物が育ちにくい環境でね。それで他の国の輸入に頼りきってしまってるんだよ』
という言葉が頭をよぎったのだ。
通常の腐葉土であればこの森の木の下に
木のおがくずと少しの葉っぱ等を集めてシート等を被せて数日放置で作れるが
畑仕事に使う量の腐葉土となると話は別になってくる。
まあ、この計画はいまは保留ということで。
夕飯を食べ終え
風呂に入ったあと
テレビを付け
おつまみを乗せた皿を持ってテーブルに移動する。
本日のおつまみは
じゃがいもを使った一風変わった食べ方
『いももち』を用意した。
じゃがいもを茹でて潰して
片栗粉を入れて整形して焼くだけの簡単な料理だが
1部地域では郷土料理である。
それを食べながら
水曜日のどうでしょうを観ている。
本日も水曜日のどうでしょうは茶番劇から始まる。
そしてその茶番劇が終わると
番組はバイクが最後に行った場所から始まる。
そこからまた青森県目指して進むのだ。
途中ゲストも参加してのある意味でのお祭り騒ぎである。
テレビが終わり
俺達はそれぞれ寝室に向かって
「じゃあ!また明日」
と言って別れる。
俺はメセタ、ミルドレシアの部屋で今日も過ごす。