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200 土曜日、メセタが俺達の寝室にいた

土曜日の朝

俺は目が覚めると少し息苦しさを感じた。

目を開けると

毛があった

メセタがどうやら部屋に入ってきていたようだ。

俺の口にはメセタのお腹の毛が……。

俺はゆっくりとメセタを剥がす

すると


「あうぅ……あうぁ」

と目を閉じたまま肉球手で何かを探すように言っている

(ずきゅーん……可愛いなぁ……はっ!……いかんいかん)

俺は起きて朝食を作りに行かないと

「あうぅ……あうぁ」

とまだ探しているのでそこらにあったクッションをメセタのお腹におくとメセタはそれをぎゅと抱いて

「ふんす……ふぎゅう……あうぁ」

と言っていた

(きゅんきゅんする)

あー、いかんいかん

俺は朝食を作りに行かないと

嫁のリッカもまだ寝てるし

一応はメセタの頭を優しく撫でてあげることにした。


「あうぁ……ふんす」

と言うよく分からない声をだして寝るメセタ。

キッチンに行くと

エリクスがこの間俺が作ったエプロンを着用して朝食の下準備をしていた。

俺が行くと

「兄貴待ってたよ……ここまでは終わらせておいたけど」

といって俺にやってる分をみせてくれた。

(おお!なかなかいい感じじゃないか)


俺は卵を冷蔵庫から出して

ボウルに割り入れて出汁と混ぜてだし巻き玉子用の卵液を作る。

エリクスは単一トースターに2枚の食パンをセットして焼き始め

オーブントースターにも食パンを2枚入れて

時間を調整して焼き始める。

2人して手際が良くなり

これをやってあれをやってをしている。


そして

じゃがいもを蒸して潰して

牛乳と塩、胡椒、コンソメと合わせて

『ビシソワーズ』を作って皿に盛り付ける。

エリクスが

「これはスープ?」

「これはビシソワーズっていうじゃがいもの冷製スープだ……地域性もあり……これに生姜をプラスする地域もあるそうだ」

「じゃがいもは生では食べれないの?」

「じゃがいもは芋自体に毒成分があってこの芽の部分……ちょっとぽつんって出てるだろここが芽でここを取り除き……1度蒸したり茹でたりしないといけないんだ」


エリクスはなるほどと感心の意を示し始めた。

エリクスはまた頭の中にある声が聞こえることを感じた。

『エリクスよ……そなたの料理に感心の意を示すそなたに

『料理に意を示す者』

『料理研究家』の称号とスキル『料理研究』を授けよう』

(有り難き幸せ女神様)

と心の中で言っておく。


そして、リッカがやってくる。

リッカに部屋にメセタが居たかを聞いた

「居なかったわよ」

???

俺ははてなマークが降ってきた。

あれは?


するとチャリオット、ユーミルと共にメセタがやってくる。

「なあ?メセタ?」

「どうしました?我が君」

「お前俺の部屋に来た?」

「行ってないですよ」

という。

子供達も

「パパりん!メセタおじちゃんずっと僕らに囲まれて寝てたよ」

「うん!トト様にも見せてあげたかった」

「父上羨ましがると思うの」


ズガーン!ビガビガ

(なんだと!?)

久しぶりの衝撃を落雷を感じた。


すると

「あうぁ……」

とメセタ(?)がやってくる。

「あ!?お前!」

と俺は言う。

「あー、この子なら居たわよ」

俺の所までダッシュで来て

尻尾を高速で振り

抱きついてきて

「ままぁ」

と言ってくる。


俺達はというか特に俺は


「えええ!?」

と絶叫する。

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