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189 火曜日の朝と収穫と思い吹ける

火曜日の朝となり

俺は嫁を起こさないように起きて

朝食の支度をする。

それが終わる頃に

皆がリビングダイニングに集まってくる。


俺も席につき朝食を食べる。

そして俺は今日の予定を家族に言うのだ。

「今日は朝食後に後片付けをしたらまず裏庭の畑仕事から行う。それから今日は1度シュメールの街に俺、エリクス、メセタ、チャリオットの4人で行くからユーミルとマチルダ達子供達はリッカの事を頼むよ」

それを言うと。


ユーミルと子供達は

「はーい!」

「パパりん!気をつけてね」

「トト様行く前に頭撫でて」

「父上!ぼくもぼくも!」

「あー!アマンダ!リューずるいぞ俺もだぞ……パパりん……撫でて」

俺は

「あー、はいはい……行く前ね……先に朝食ね」

子供達はにこにこして朝食を食べる。

もう彼らはスライムも成長は早いので

産まれたては哺乳瓶と牛乳が必要だが

4日目から普通に俺達と同じご飯が食べれるのだ。


(早いなぁ)


と、俺は思っていた。

思えば最初

ユーミルを調子の悪い抱き抱えてどうしたのかを聞いたら

『うん……子供が出来たの』

と言われ

俺は

『誰の!?誰との!?』

と聞き返したものだ。


そうしたらユーミルが

自分が特殊なスライムである事をここで明かすんだよな。

それで本人は産みたいという願望で子供達

マチルダ、アマンダ、リューを出産した。

子供達の最初の声が


マチルダの『パパりん』で俺は相当慌てふためいたものだ。

それから

アマンダの『トト様』

リューの『父上』で

心の中で

(全員呼び名違うやんけ!)

ってなったね。


まあ、それがやはり彼らの個性なのかもしれないと俺は判断している。

それとユーミルと子供達の特徴としては

1個体性別スライムという感じで所謂

『両性具有』という存在らしい。

俺達としてみれば

1人で子供を作れるのだから

凄いなって思うんだ。

俺は神だけど誰かと寄り添い

そして交わらないと基本は子を成せない。


俺には嫁のリッカが居るし。

それにリッカはいま俺の子供を身篭っている。

これは凄くありがたいことである。

いつの日か

実の父と母に会える日に俺は言うんだ。

俺を産んでくれてありがとう。

俺は嫁といま仲良く暮らしていると。


そして、リッカのお腹に俺の子供が宿っていると……。

俺はそう考えるんだ。

まあそれはいいとしてだ。

今日はシュメールの街に向かうのだ。


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