184 麦の王国再びと大麦国王から麦茶の販売の感謝を言われる
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ゾニルフ、クラウド、アルド
3人は視界がハッキリとしてきて
前に見た事のある場所に来ていた。
「ここは?前に来た『麦の王国』ではないか?」
「そうだなゾニルフ」
「え!?2人ともここに来たのですか!?俺も前に来ましたよ」
そうなのか!?
と2人がアルドに言う。
「ここって大麦が国王陛下でしたよね?」
「そうなんだよアルド!」
「やはりこの3人には共通点があるのか?」
「それは分からないが跡取りくんは来たことないって言ってたぞ」
と、語り合う。
まあ、いい
と言い私たちは王国内へと入る。
すると衛兵が
「ゾニルフ様、クラウド様、アルド様でお間違いはありませんか?」
と聞かれたので
「そうです」
「国王陛下が再度の謁見をして欲しいと言っておりました」
と言うので
そのまま王宮へと入る。
謁見の間に行くと前に会った
大麦国王が
「ゾニルフ殿、クラウド殿、アルド殿」
頭を下げるので
私達も礼式の通りにならい挨拶をする。
すると国王から
「この度、麦茶をそちらの世界で販売することになったそうで
ありがとう!我らは酒の材料として以外はそちらの世界では流通がなかったのだ!
麦茶として販売してくれてありがとう!」
なぜか
感謝された。
そして私達も
「こちらとしても大麦を私達の世界に齎してくれてありがとう」
と私達も感謝を表す。
「これからも頑張るように」
と国王陛下から言われて
私達の視界がまた歪むのを感じた。
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ゾニルフ、クラウド、アルド
end
そして視界が戻ると
元いた世界に戻されていた。
首傾げている跡取りくんに私達は
「なんか知らんが『大麦国王から麦茶の販売おめでとうと感謝された』」
と言ったら
私達、以外全員目を見開いていた。
「なんすかそれ!?」
とエリクスが言う。
「いやあ、本当になんかこっちの世界では酒くらいしか材料として使われていなかったからと言って感謝された」
「これかもお願いしますって言われたよ」
嘘をついてる感じでは無いから本当の事なのだろう。
でも、麦の王国ってなんやねん!?