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182/386

182 フルーツサンドを食べながら2時間推理ものドラマ『フルーツサンド殺人事件』観る

3人の合作フルーツサンドを3人でそれぞれ配膳して

俺はテレビをつける。


明日はとうとう

商品受け渡しの当日である。

今回から苺のフルーツサンドが販売されるから

それを朝の朝食時に作るぞ。


今日は土曜日だから

いつもの通りに

『2時間推理ものドラマ』を皆で観ることに。

「麗人さん、今日のドラマは何ですか?」

とリッカが聞いてくるので俺は答える。

「ああ、今回はね『フルーツサンド殺人事件』だよ」

「『フルーツサンド殺人事件』ですか?」

とリッカが首を傾げるので俺は頷く。

「うん、このドラマは毎回1話完結のドラマでね……ある男が自分の妻に殺されたという事件から始まるんだよ」

と俺が言うとリッカは興味深そうにテレビ画面を見ている。

(まあ、俺もあまり詳しくは知らないけど)

そしてドラマが始まった。

主人公は刑事である。

ある日突然妻の殺害される事件が起きるのである。


その妻には浮気をしていたのである。

主人公は妻の浮気相手と話をするために ある喫茶店に呼び出して話を聞くことにする。

そして喫茶店で話をしている時に

「あ、あの……実は……」と話そうとするが その時である。

突然後ろから殴られてしまうのである。

(え?いきなり)

と俺は思ったがドラマは続くのであった。

その後主人公は目を覚ますと病院のベットの上だった。

そんな時である。

1人の女性が現れる。


皆がリビングダイニングでフルーツサンドを頬張りながらテレビを観る。

事件はそのまま

主人公に容疑が向けられた状態となるがそこは大丈夫だったようだ。


主人公の妻の浮気相手も捕まり 主人公が怪我をし、入院している時に取り調べが行われる。

そんな時に主人公にある女性が面会に来るのであった。


主人公の昔馴染みの友達であった。その女性は主人公の怪我を気にもせずに言うのである。

「あなた、何しているんですか!さっさと奥さんを殺したやつを捕まえなさい!」

と言うのであった。

そんな女性に主人公は言う。

「そんなこといったって……無理だろう?もう犯人は捕まっているじゃないか」

しかし女性は首を横に振る。

「まだ、証拠不十分じゃないかしら?」

と聞くので主人公も確かになと思うのであった。

そんな時に女性は言う。

「私、あなたの為に犯人を見つけてあげるわ」


と言って彼女はものすごい勢いで走っていく。

(あ、この子殺される役なんだ)


と俺は思った。

「麗人さん、このドラマの犯人は誰なんですかね?」

とリッカが俺に聞くので俺は答えることにした。

「ああ、それはね……」

と言おうと思ったが辞めた。


その数週間後に

走っていった女性が森の中で死体となって発見された。

これはテレビでも新聞でも取り上げられていた。

「誰が一体犯人なのでしょう?」

とリッカが言う。

俺もよく知らないので答えようがない。


物語が終盤になり

事件の犯人が実は主人公の学校の恩師であることが判明し

警察である主人公は恩師を逮捕し

この事件は幕を閉じたのである。

それでエンドロールと曲が流れ始める。

「今回は主人公にとって悲しい感じでしたね」

とリッカ、メセタ、エリクス、チャリオットが言う。

ユーミルはマチルダ達にはまだ早かったかなと思うって言っていた。

子供達には早かったな。


その後のクイズ番組が面白くてそっちで楽しめたからいいか。

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