177 夕飯、お風呂と夜の団欒
本日の夕飯は
焼き魚と炊きたてご飯
温野菜スープを作り配膳する。
今日も皆は満足してくれている。
後片付けの後に
俺は冷蔵庫から
本日の夜のおつまみを作るのである。
皆は風呂へと向かう。
今日は梨を剥いて出すことに
りんごも勿論剥きます。
それを皿に盛り付けて完成。
りんごと梨を剥いて盛り付けて
それから蜜柑も剥いて実を出しておく。
最初の頃
エリクスとユーミルがここに初めて来た頃を思い出すなぁ……。
皿に盛り付けていたら
『なになに？』
と言っていたっけな。
そしてメセタが
『今日はりんごですか？梨ですか？』
と聞いてきたんだっけね。
懐かしいなあ。
と言ってもまだ１ヶ月ちょいだけどな。
そして皿をリビングダイニングに運ぶと
既に皆は風呂から上がってきていたので
俺とリッカもお風呂に行く。
そしてお風呂からあがると
皆の前に皿を持っていく。
「あ、梨だ」
とエリクスが言うので俺は頷く。
そして皆が食べ始めたのをみて俺も食べることにする。
うん、美味いな。
梨のシャクシャク感もいいし蜜柑もサッパリした酸味が程よくていい。
「パパりんの作るおつまみおいちいね」
とマチルダが言うので 俺は嬉しくなり頷く。
アマンダもリューも
「おいちい！」
と言ってくれる。
（やっぱり……俺の作った料理は美味しいんだな）
そう、思うのである。
そんな時である。
『パキン』と音がなる。
音がした方を見るとリッカの皿から梨が1つ落ちていたのだ。
「あ……」
とリッカは悲しい声をあげる。
俺はそれをみてすぐに
「ああ、落ちてしまったか……」
と言うとエリクスが駆け寄ってきて皿を見て拾ってくれたのだ。
「あ……兄貴」
「ありがとうエリクス」
と俺はエリクスにお礼を言うと
エリクスは顔を赤くしながら
「いや、別にこれくらい普通だし」
と言うので俺は微笑んで頷く。
そんな時である。
（ん？なんだ？この感じ）
と何かを感じたがそれが何かわからない。
まあ、いっか。
そして金曜日の夜は更けていくのである。
そしてまた土曜日の朝を迎えるのである。
