175 金曜日の朝と収穫
金曜日の朝となり
俺は、朝食の準備でリビングダイニングに向かう。
今日も昨日に引き続き
身体の温まる系のスープをメインに作る。
それから
本日はトースト、サラダ、目玉焼きというシンプルな朝食にした。
そして身体が温まる温野菜スープを作り配膳する。
配膳し終わる頃に皆がリビングダイニングに集まってくる。
今日の朝食にも身体の温まる温野菜スープがあって
皆がにこにこになる。
野菜自体に身体の調子を整える物が入っているのかもだが
生よりは温野菜スープとかで野菜は摂った方が消化、吸収はいいらしい。
まあ、本とかの知識であるが
それでも無駄にはならないのである。
前にメセタから
『知識に無駄なんであるんでしょうか?』
と、言われ確かに皆知識を得たいから勉強するというのもあるからなと俺はそこで実はメセタはかなり賢いか
或いは、メセタと昔住んでいたであろう人とかが物凄く博識な人だったのかもしれないとそこで悟ったのだ。
メセタ、彼は言われたことの大半をこなせるのである。
人間モードが開花できていないので
肉球手でしか物を触れないので
たまにお手伝いしたいが
『わたしには無理ですね』
と、コロンコロンとさせてしまうだけの時がある。
無理なこと無理とはっきり言えるのもメセタならではである。
出来ることは全てやってくれるので助かっている。
早くメセタの人間モードも見てみたいものである。
人間モード開花でいうなら
ユーミルも開花していないのでユーミルの人間モードも見てみたいものである。
人間モードはチャリオットのみが現在では開花している。
チャリオットは普段から人間モードになっていて
執事服姿のイケメンである。
実は俺の好みのタイプでもある。
(言っておくが俺の好みのタイプであっても俺はそっち系ではない!断じて!!)
誰に言ってるのかは不明である。
誰得なのかも不明である。
食事が終わり
後片付け後に
裏庭にて本日の畑仕事をして行く。
チャリオット、エリクスが手伝ってくれている。
メセタには今日はリッカと子供達の面倒をお願いした。
リッカが吐き気を訴えたら念話でもいいから呼ぶようにしてもらった。
あれから俺達は練習して
念話で話せるようになったのだ。
結構覚えてみると便利だったのだ。
この家の家族は全員念話で会話を行えるのである。
コンテナに本日の収穫物をいれて
家用と物置に入れておく分に分ける。
作業がおわり家の中へとはいる。