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17 穀物酢を加えマヨネーズは完成する。夕飯はあれにする。

穀物酢は大さじ1杯を先ずは入れて撹拌する。

時折味を確認して

穀物酢の量を決める。


そして、再度の味見で

「この味だ」

という所で電動泡立て器を止める。


『マヨネーズ』完成である。


出来上がった

マヨネーズをスプーンに少し取り

メセタに見せる。


「これが『マヨネーズ』?」

「そうだよ」

「これ黄色の感じで匂いが少し酸味あるんですね」

「鼻につく感じかな?」

「いえ、そこまでは……無いですね……美味しそうな感じの匂いです」


だがメセタはまたまた初めての経験なので恐る恐る

スプーンのマヨネーズを舐めてみる。


ピキーン!!

「こ、これは!!?」

「どうした!?」


目を潤ませ

「なんと美味しいのだ!酸味があり!匂いにも酸味臭があるが芳醇な味わい……これは生きる知恵の宝石箱では!?」

「んまあ、これも最初にこれ考えた人が偉大だよね」

「そうですね!こんな美味しいものを野菜に掛けたらそれはそれは美味しゅうございますでしょう」

「掛けるんだよ」

「え!?」

「だから掛けるんだよ……サラダに」


「まじすか!!!」

尻尾を高速で振るう高速狼。

(喜んでいるな……ふーん……なら夕食も『マヨネーズ』を使った『料理』がいいかな……例えば……!!)

「いいこと思いついた!!これなら『マヨネーズ』も材料として使えるじゃん!!」

「なにか夕飯のアイデアが生まれたのですか?」

「ああ!妙案だよ!!……こい(なるべく新鮮で)!あじフライ用!海老えびのむきエビ!かに足だけ!あさりボイルされたヤツ!」

ぼんっという音と共に

テーブルに

鯵、海老、蟹、鯏が出てくる。

しかも指定した通りである。


(ラッキー……調理しやすい)

だがこれだけではダメだ。特に鯵だな。

(らっきょの酢漬け)

ぽんっ

テーブルに瓶入りらっきょが現れる。

(これだよこれ!)

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