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159 金曜日の朝と収穫とルーダー家長男来訪

金曜日の朝

朝食を食べ終え後片付けをした後

エリクス、リッカ、チャリオット、メセタで裏庭に向かう。

そして

コンテナに収穫物を入れて

家に入れていく。

その最中に来訪者が来た。


「少々よろしいだろうか」

「はい……何でしょう?」

「あ!?兄ちゃん!?」

エリクスが言う。

「おお!エリクス!元気にやってるか」

「うん!兄ちゃん!兄貴……あ、いや『』さんの所で毎日元気にやってるよ!」

と言うので俺は改めて自己紹介をした。


彼はエリクス・ルーダーの兄でルーダー家長男『アルド・ルーダー』というらしい。

話を聞くと

なんとゾニルフ会長の秘書らしい!?

今日はクリプト商会の休みの日らしくてそれで来たらしい。

前々から俺に興味があったらしくそれで来たというのもあるみたい。

何故か俺の近くにきて

俺の手を持って彼は跪いて俺の手の甲にキスを落とす

(ぞくり)

とした。


「『妃様』」

(はい!?)

なに!?妃ってなに!?一体何なの!?

「あーあ……また始まった兄ちゃんの顔のいい人とか可愛い人とか綺麗な人に対するたらし言語」

(お前の兄ちゃん変すぎだろ!?)

「あ、大丈夫!兄ちゃんはああやってるけど実際は挨拶とかそういうのだから」

(納得できるか!?)

「どうしたんですか!?……ってアルドさん」

「あ、リッカ姫殿」

と言ってリッカにも同じことをしていた。

(あ、察し……こういう感じの人なのね)

(分かってくれたみたい)


「麗人さんも手の甲にキスされたんですか!?普段は女性だけですよ」

(ま、まさか俺の身体の一部を知ってる……とか)

いや……まさかな

そんな訳は……無いよな。

あっちはメセタには前に見られたけどたしかエリクスにはまだ見られていないはず。

まあ、それでメセタはたまに俺にキスとか要求してくるのはそのせいもあると思っているけど。


因みにリッカも俺の身体のある部分については教えてある。

リッカもかなり不思議な顔で複雑な顔と心境だったのを覚えている。

まあ、あれした時にしっかりと見えていただろうからな。


ぽよん、ぽよんとユーミルと子供達がやってくる。

「嫁ちゃん」

「パパりん、エリック!どうしたの?この人だあれ?」

エリクスは子供達からは『エリック』の通称で呼ばれている。

アルドはヴェネフィットスライムが合計4体でびっくりしている。

アルドにこの間産まれた子供達ですと伝えたら納得していた。

エリクスが子供達の契約者であると伝えたら

それはそれはびっくりしている。


「という事はエリクスは魔獣と」

「うん!兄ちゃん!俺魔獣と会話できるようになった」

と喜んでいる。

「なにか飲み物を持ってきますね」

と俺は一声声をかけて

麦茶を用意して戻ってくる。

そして簡易テーブルを使い麦茶の入ったコップを並べる。

「これは?」

「麦茶ですよ」

「これが!早速……ごくり……『麦の王国は大麦が国王陛下』なのか」

と前にクラウドお義父さんとゾニルフ会長が言っていた事と同じことを言っている。

正直麦の王国ってなんやねん!?

大麦が国王陛下ってなんなん!?

と、心の中で盛大にツッコミをいれた。

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