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146 日曜日の朝と商品受け渡し当日

日曜日の朝がやってくる。

今日は、商品受け渡し当日である。


そして本日は麦茶を今後どうするのかを決める日でもある。

朝食を食べた後

いつものように裏庭へいき

商品受け渡し用の果物類、野菜類のコンテナを自宅前に置く。


それから生ジュースを20本本日も作成する。

そして、麦茶も今回試飲用を用意して

さらに

改良版葡萄生ジュースも用意する。

こっちは飲みたいものを飲んでもらう手筈である。


そうしてるうちに

ガドガドという魔導式蒸気機関の音が聞こえ

クリプト商会の魔導式蒸気機関がやってくる。

ゾニルフ会長と今回も登場!

クラウドお義父さん!

「お義父さん!会長!待ってました」

と俺は2人に挨拶をして

コンテナを交換する。


ぽよん、ぽよんとユーミルがやってくる。

「ユーミル!元気だったかい?水曜日にはスライム産婆が来るからね」

「はい!ありがとうございます」

2人にはみい!みゅーとしか聞こえてないが

「そうかそうか。お礼を言ってるみたいだな」

とユーミルの言葉は分からないけど伝わってはいるみたい。


(スライム産婆って響きがスライムサンバサンバって聞こえるんだが)

(いやいや違うやろ!?)

と1人でボケとツッコミをしている俺。

「はい。これでも飲んだり食べたりして軽く休憩しましょう」

と言って俺は奥から

試飲用の麦茶、葡萄生ジュース(りんごいり)を用意しさらに

お皿に盛り付けたフルーツサンドを出す。


フルーツサンドを見た2人は

まるで食パンに白いふわっとした宝石のような物に切った果物類が合わさっているように見えたらしく

「これは雲?それとも白い宝石?」

と言っていた。

「これはフルーツサンドというサンドイッチです」

「フルーツサンド?」

「サンドイッチ?」

どちらも聞いた事のない食べ物だったので2人は聞き返す。


俺はこの食べ物を軽く説明する。

そして2人はフルーツサンドを食べる。

「甘くて美味しい!」

「この白いのは」

「これは『ホイップクリーム』という生クリームを泡立てて作ったクリームです」

と説明する。

「ほう!」

「泡立てる際にグラニュー糖を混ぜて作っていますのでそれで甘いのです」

と説明。


「これはこの生ジュースとの相性も麦茶との相性もいいな!

これはいつ販売予定だっけか?」

「いや……これはまだ販売とかは考えてないです」

するとクリプト商会ゾニルフ会長は俺の肩を掴み

ぐらぐらと揺すり

「すぐに商品化段階だ!今すぐに!」

「ちょ、ちょ、まって、会長!!……だめ……これ以上は!?」

「あっと済まない跡取りくん」


「いえ……(気持ち悪くなる寸前だった……助かった)」

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