135 家にチャリオットを連れて帰ります
俺は新しく従魔契約を結んだ
ランドグリズリー(熊さん)の『チャリオット』と一緒に
家に帰る。
メセタが
「我が君ってやはり凄いですよね……ランドグリズリーを従魔にしてしまうのですから」
「そんなに凄いことなの?」
「我が君……ランドグリズリーと言えばこの国の魔獣の中ではトップクラスの魔獣なのですよ」
「わずってそんなにトップクラスの魔獣だったのか?わすらは基本サムンギョを川でばっしーん!てして取って食べるくらいしかしないんだが」
ばっしーん!は草。
チャリオットのこの発言に嫁リッカは
「やはり川でばっしーん!はあるんですね」
「はい。お嬢様……ありますよ」
「俺にはチャリオットはぐうぅがにかしか聞こえないのが辛いな……何とかして会話したい」
とエリクスが言う。
「どうにかならんのかな?」
とメセタに相談すると
「従魔契約と条件さえ揃えば『魔獣言語』は取得可能です。頭に声が響きますのでそれを頼りにすればいいかと」
(従魔契約か……もうすぐユーミルの子供が産まれるからその子達と従魔契約が出来ればもしかすると『魔獣言語』取得条件を満たすのかな)
と、俺は考えていた。
ユーミルの出産を来週に控えている。
が、ユーミルの身体の状態だと前後する場合もあるかもしれない。
いまは蹴る程度だか
陣痛はいつ始まるか不明な点もある。
ユーミル
チャリオット見てびくびくしないといいな。