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131 海老餃子を作ろう

今回の海老はどうしようかな。

おし!

(ブラックタイガー!ボイル!)

ぽんっ

テーブルの上にお徳用12本入ブラックタイガー(ボイル済み)と書かれた食品トレーが出てくるので中身を確認してトレーのビニルラップを外す。

頭と尻尾は使わないので包丁で切り落として生ゴミ袋に入れて木曜日に出しに行くとにする。


そして、包丁でブラックタイガーの背に切れ込みを12本とも全て入れて

背わたを全て取り除く。

前にも言ったけど

海老はこの背わたを取らないで調理すると腹を壊すのだ。

だから全て取り除くのだ。


取り除いたら

前に出した擂粉木とすり鉢を用意する。

中に、ブラックタイガーを入れて俺はカーペットに座り両足ですり鉢を押さえて

海老をミンチにしていく。


その姿がまた何かの神様に見えたらしくメセタが


「神よ降臨されましたね」


とか言い出すが無視する。

メセタは耳を畳んでしゅんとする。

メセタはリッカに任せて俺はブラックタイガーをどんどんすり鉢でミンチにしていく。

それからボウルにミンチにした海老を入れていき

塩を入れて捏ねていく。


海老ミンチも粘りが出るまで捏ねるのだ。

調度良い感じに粘りが出てきたら

種の完成である。

餃子の皮にスプーンで種を掬って真ん中に置いて水を付けて

生地をぐりぐりとひだを作るように折り畳む。

やはりメセタとエリクスが

「お料理の神様です」

とか


ユーミルは

「海老!海老!海老!」

と言いながら踊り出す。

(おまえお腹は大丈夫か!?陣痛は来てないか!?俺はそれが心配だ)

とオロオロする。

嫁は嫁で

「海老……ごくり……きっと美味しい……ごくり」

と生唾ごっくんしていた。

それだけ皆俺の料理を待っているのだということだ。


さて、焼きに入るか

「今回はどうしよっかな」

「どうしたの?」

「今回は焼き方どうするかなってこと……普通に焼くか蒸し器で蒸し餃子にするか」

「餃子ってこの間みたいな焼き方以外の方法が!?」

「蒸し餃子と水餃子ってのがある」


「ち、違いは!?」

「蒸し餃子はぷりぷりで……水餃子は見た目も少し変わって肉汁が口に入れた瞬間に出てくる感じだね……水餃子は皮は固くなるから食べにくいって言う人もいるね」


蒸し餃子にしてみた。

皆が口に頬張って食べて

にこやかになる姿を見るのが俺は大好きだ。

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