128 水曜日の朝がやってくる
昨日も一日
平和であった。
収穫物をコンテナに入れ
必要な分だけ家に入れ
そして
料理して風呂はいって
夜のおつまみとテレビを観て過ごした。
少し変化あったとすれば
ユーミルがちょっと身体の変化を訴えるようになる。
そしてスライム産婆を早めに手配する形をゾニルフ会長と話し合いをしていたのだ。
そしてスライム産婆が早めに手配できるようなった。
そして
水曜日の朝がやってくる。
ユーミルはだんだんとお腹の張りが強く出たし
蹴るのも多くなり
またベッドに横になる率が多くなってきたのだ。
これは陣痛がもしかすると
いつ発生するかも分からないというである。
俺はいまユーミルの居る寝室に入り
ユーミルの背中に当たる部分を優しく摩ってやる。
「ありがとう。嫁……ちゃん」
「大丈夫か?ユーミル……辛いか?」
「うん……すこし……ね……お腹もねだんだんと強く蹴ったりしてくることあるの……それが辛いかな」
(陣痛が始まるとどうなるんだろう)
と少し不安である。
まだ陣痛ではないよね?
だって出産予定日って来週の木曜日くらいでしょ?
遅れることもあるけど
早まることもあるの?
それが俺には分からず……ただユーミルの頭を優しく撫でることしか俺には出来なかった。
「……!?」
ユーミルの身体がびくりとする。
「どうした」
「また蹴った……今日は蹴って蹴ってが多い……嫁ちゃん……辛いよぅ」
と少しユーミルは涙を浮かべている。
こういう時俺は……いや男はどうしたらいいんだ?
いつもなら優しく頭を撫でる
だが
これは頭を撫でるだけで落ち着くのだろうか。
頭とお腹になるのかなこの部分はそこを俺は優しく撫でて
そして頭にキスを落とす。
するとリッカは顔を真っ赤にして
「まあ、麗人さん……優しすぎでしょ……私も……スライムさん……いえ……ユーミルちゃん……いい子で元気な子を産んでね」
とリッカもユーミルの頭とお腹辺りを優しく撫でる。
ユーミルは少し落ち着いて気持ちも良かったのか眠ってしまう。
「寝ちゃいましたね」
「そうだな」
俺達はユーミルの子供を自分達の子供のように可愛がると決めた。