125 夜のおつまみと生クリーム作り
麦蕎麦を食べ終わり
エリクス、メセタはユーミルを連れて風呂に
俺は今日の夜のおつまみを準備する。
本日の夜のおつまみは
カットフルーツの盛り合わせである。
そして
(生クリーム!)
ぽんっ
テーブルの上に出来た生クリームではなく牛乳パックみたいのに入ってるあの『生クリーム』!!
作れと言うのか俺に。
ええい!背に腹はかえられぬ!
電動泡立て器を手に持ち
「作ったろうじゃねーか!!生クリーム!」
「生クリーム?ってなに?」
「え!?知らんの?リッカ」
話を聞くと
どうやらこの世界にはスイーツと呼ばれる物は存在しないそうな。
おいおい!だからなんか菓子関連作ったら天使様とか神様って呼ばれたのはそのせいかい!?
菓子類をそういや街に買い物行っても何処にもねーなあって思ったのはそのせいかよ!
あー、もう!こうなったら沢山菓子類スイーツ作りまくってやらあ!!
結構『』はヤケである。
まずは『生クリーム』を作るぜ!
電動泡立て器とボウルを2つ
下のボウルには製氷機の氷を入れ
上のボウルに生クリームの液体を入れて
電動泡立て器で生クリームを泡立てる。
「いい感じだ」
途中でグラニュー糖を混ぜまた泡立て器で泡立てる。
ある程度泡立てるとだんだんと生クリームが撹拌し
少しずつ形を変えていく。
これは生クリームの中の乳成分の関係である。
角が立つくらいに泡立てる感じで生クリームを完成するが
固めにするか
柔らかめにするかが結構2分するらしい。
まあ、今回は柔らかめにしよう。
そして出来上がる直前に
メセタ達が風呂から上がってリビングダイニングに入ってくる。
俺が電動泡立て器を使って無双する姿を見て
「鬼神が降臨してる!?」
とメセタが言うので
「誰が鬼神じゃボケえ!」
と言ってしまう。
するとメセタが
「怖いですぞ!!我が君」
と言って泣き出してしまうのでリッカが慰めてくれるが
メセタにリッカが一応デコピンして
「メセタくん!めだよ!『麗人さん』がいま生クリームっていうそれはそれは美味しい物を電動泡立て器ってやつで作ってくれてるんだからね!」
と言ってる。
「「「生クリームってなに!?」」?
となる。
当たり前である。
俺はさっきの説明をした。
すると
メセタ達が目をキラキラさせて
「生クリーム美味しいの!?カットフルーツと合わせたらどうなるの!?」
「フルーツが1層美味しくなるぞ」
と言っておく。