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120 日曜日の朝と商品受け渡し当日

日曜日の朝となりました。

今日も嫁をなるべく起こさぬように抜け出して

朝食作りが俺の朝の日課である。

昨日はちと俺が嫁にし過ぎてしまったというのもあり

そういう面でもあまり良くないって思ったんですよね。

いやあ俺って嫁のリッカが大好きなんだってやっぱり実感しますわ。

前まではこんなにも人を愛したいってなったことなくて

嬉しいってもあります。


と、誰に言ってるのやらですけど今は絶賛朝食作りをやっております。

本日は

(ハム!)

と願って

テーブルの上にお徳用ハムが出てきたのでそれと卵を使って

『ハムエッグ』を作ります。


フライパンを火にかける。

濡れ布巾にフライパンを置く

しゅーって音がする。

そしてまた戻す。

油を引く。

ハムを焼く

その直ぐに卵を割って落とす。

じゅじゅって音がしたら

蓋をする前にほんのちょっぴり水を落とす

じゅばばちって音がしたら

蓋をする。


出来上がったら盛り付けて次のハムエッグ

を準備する。

この行程を繰り返し行う。

人数分できたら

トーストを準備する。

作っているうちに

家族がリビングダイニングに集まってくる。

エリクスが今日は1番来るのが早かった。

それからメセタがやって来て

最後にユーミルとリッカがほぼ同時にくる。


全員が席に着く頃には

朝食は出来上がっていた。


テーブルに朝食を配膳して

麦茶を用意する。

「お?なんだ?」

「麦茶だよ」

「あー、前に飲んだ……香ばしい香りの飲み物だ!」

「麦茶?」

そうだリッカは麦茶初めてだったな。

「リッカ!1度飲んでみてよ」

「う、うん…………ごくん……っ……なにこれ!?……香ばしい香りなのにスッキリしてて飲みやすい!」

「でしょ……これを今日の商品受け渡しの時に出す飲み物にしようと思ってね」

と俺が言うと

「これは商品化が期待できる飲み物ですよ!」

とリッカが興奮気味だ。

「あ、いやいや今日はこれは試飲だよ……商品化する飲み物は他にあるの」

「え!?あるの!?」

「うん……あ、それも飲んだことないんだっけ」

「葡萄生ジュース?」

「それじゃないよ……りんごと梨の生ジュースだよ……ちょっとまってて昨日の収穫物をジューサーにセットしてぽちり」

ずごごっと音がして

生ジュースが作られていく。

今日のは今日収穫する

物でそのまま生ジュース化するので大丈夫なのである。


「これが商品化する生ジュースだよ」

「では、……ごくん…………『オアシス』が見える」

「だから何処だよ!?」

とまたツッコミを入れてしまうのであった。

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