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118 夕飯の支度に取り掛かる

現在時刻は昼2時になった

これより我ら

夕飯の支度へと取り掛かるものとする。

でやえ!でやえ!

なんて時代劇風に言ってみる。

なんでこう言ったかと言うと

昼のおやつ食べてる時に

昼ドラマで懐かしの時代劇というテレビ番組で

江戸八百八町おえどはっぴゃくやちょうという時代劇を放送しておりそれを皆で観ていた。


メセタとエリクスは興奮気味。

ユーミルは面白いと言い。

リッカも楽しいと言って観ていた。

なんか

江戸弁というか関東弁がいたく気に入ったらしい。

皆が

「でやえ!でやえ!」

と大声で言ったりしてそれはそれは面白かったです。


まあ、茶番はそれくらいにして

バットの上に

『サムンギョの時空保管解除』

と言ってみたら

バットの上に

サムンギョが出てくる。

皆が

「おお!」

という。

早速、サムンギョのエラ付近に軽い切れ込みを入れて中の血袋を切らないようにする。

そしてエラから軽く尾鰭に向かって少しだけ切る。

内蔵を刃物が当たらないようにして取り除く。

頭と背骨を上手く取り外しユーミルに渡して

燃えないゴミに入れてもらう。

小さな魚の骨とかなら油で揚げて

粉にして片栗粉や小麦粉と混ぜて

おやつに出来るけどある程度のデカさのある魚の骨は硬骨と言って揚げただけでは粉には出来ないのである。


魚骨の粉や動物の骨の粉(骨粉という)と小麦粉等と混ぜておやつを作るのは実はかなり古い歴史が存在する。

俺が知るだけでも700年以上の歴史があるという。

うどんは江戸の時代からというが

実は平安の時代から存在すると言われている。

それは米の他に麦の栽培が実は平安の時代にはもうあったと言われているからである。


歴史の話はこの辺にしておくか。

さて、次は

サムンギョの身を解していく。

大きな骨は実際には食には使えないので取り除く。

小骨も取れるだけ取っておく。

そして野菜はキャベツ、白菜はぶつ切り、玉ねぎはくし切りにする。

人参は煮物では無いので

扇形に切る。

そして焼きながら混ぜていく。

これがちゃんちゃん焼きのコツらしい。


焼き上がると魚の香ばしい香りなのに野菜の香りとマッチして

いい香りである。

そして魚から出る油がまた食をそそるのである。

よく言われるのが

『魚の油はギトギトしているから太るよね』

である。

実は魚の油は『不飽和脂肪酸』である。

牛や豚の油は『飽和脂肪酸』である。

太るのは『飽和脂肪酸』である。


牛や豚の肉を摂る時は野菜多めが良いのはそのせいである。

が、これは魚肉も一応は同じである。

と蘊蓄はこの辺にしておいて


ちゃんちゃん焼きを皆が食べた感想は。

「最初魚油ギトギトしてるって思ったけど食べたらさらってしてるって思ったです」

とメセタ。

「食べやすいし野菜との相性もいいな!またやろうよ!兄貴」

とエリクス。

「魚ってこんなに美味しくてヘルシーなのね」

と嫁のリッカ。

「また食べすぎちゃうよ……どうしよう」

とユーミル。


皆喜んでくれたので良しとします。

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