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109 葡萄生ジュースと面白い顔連発

ちょうど

高速狼と俺のやり取りを見ていたエリクスとリッカちゃんは

そのやり取りにぷっと笑い出す。


そしてメセタは注がれた葡萄生ジュースを飲む

「…………!?……っ……っ!?」

もう見るもすごい顔になっていた。

俺は

「だからエグ味が強いっていったろ」

と言っておく。

エリクスとリッカちゃんはメセタの変顔七変化にまたぷっとなる。

「それ俺にも飲ませて」

とエリクスが言うので一応

「エグ味強いからな!言ったからな」

と言っておく。


大丈夫だってと言ってごくんと飲むと

テーブルに静かにコップを置き

顔を上げるとすんごい顔してた。

舌を出して

「うへぇー!?」

となっていた。

「だからエグ味強いって言ったじゃんか!」

リッカちゃんもチャレンジしたいらしく注がれたコップを持ちごくりと飲む

そして彼女もまた静かにコップをテーブルに置き

顔を上げると本当にすごい顔してた。

「何度も言うけどエグ味が強いって言ったろ!?なんで皆挑戦するだよ!!」


「あ、美味しい……」

という声がする。

ユーミルである。

皆が

『え!?』という顔をする。

まさかと思うけど妊娠中って味覚も少し変わってくると言っていたので

葡萄のエグ味が気にならないくらいになってるのかもしれない。


「エグ味強くないか?」

「そこまでは少しって感じかな」

やはり妊娠してるからなのかもしれない。

これは人それぞれだから

ユーミルと同じ種族間でもきっと違うだろう。

今回分かったこと

ユーミルは今の段階では葡萄生ジュースは美味しく飲めているということである。

メセタ、エリクス、リッカ、俺も含むだが

このエグ味はちょっと改良しないと飲めたものでは無いということである。


エグ味が少しあり酸っぱい果物というと『ザクロ』を思い浮かべるな。

ザクロジュースもいいな。

でも、まだ樹木にザクロは願ってないから

次の日あたりに

樹木の場所ひとつ増やして

ザクロ願うかな。

葡萄生ジュースは改良の余地があるな。

とペンを片手にさらさらと記していく。

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