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まいごの迷子の人型兵器

作者:奥雪 一寸
 私の名は、レスティーヴァⅦ。レスティーヴァと覚えて頂ければ結構です。
 全高は二〇メートル弱。太陽系第三惑星『地球』で外宇宙戦闘用に製造された人型兵器です。パイロットでなく、戦闘ロボットそのものの方です。
 といっても、このお話に、地球も宇宙も出てはきません。
 何故なら、私はまだ機能テストの最中で、実戦配備前の機体で、そのテスト中、異空転移ドライブのトラブルで、どうやら次元を跳び越えてしまったようだからです。おまけに自己修復用のナノマシンシステムの不調に見舞われたらしく、全高二メートル弱までサイズダウン現象が発生してしまいました。
 不調の原因と、次元を跳び越えてしまったメカニズムの解析が済むまで、下手に帰ろうとするのは危険と判断した為、私はその見知らぬ世界で、ひとまず時を過ごすことにしました。
 幸いなのは、私が自律行動可能なヴォイスコンピューター搭載型であったこと。
 私には疑似人格が仕込まれており、人間とコミュニケーションが可能なこと。
 何より、無人テスト中で、テストパイロットを巻き込むことがなかったことでした。
 とはいえ、すべてが問題なしとは、行かないのが世の常です。
 私の場合も、どうやら、少々困ったことにはなってしまいそうです。というのも。
 飛んだ先は、中世的な文明レベルの、ファンタジー世界の魔法の国だったのです。
 果たして、どうなることやら、困ったものです。
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