永遠の死
俺は死んだ。どうせまたあの日に戻るのだ。
死んだとしてもどうだっていい。どれだけ頑張ってもあの日から先に進む事が出来ない。
なぜ俺なんだ?どうして?神様とやらがいるのなら、頼むから俺を殺してくれ。
もう嫌だ。どうして俺ばかりこんな目に遭わなくてはならないのか。俺が何をしたと言うんだ?なにもしてないから悪いのか。別のやつだって良いじゃないか。
もっと悪いやつにすればいい。嫌だ。やめてくれ。
どれだけ頑張ってもどれだけ願ってもあの日から逃れられない。
助けてくれ。もう死にたい。殺してくれ。死なせてくれ。
こんな世界で生きるのはもう嫌なんだ。
家族に殺された。友達に、親友に殺された。全く知らない人に殺された。冒険者に殺された。盗賊に殺された。貴族に、奴隷に目につく人すべてに殺された‼️
誰かが見ている。俺を殺そうとする。やめろ、やめてくれ!こっちに来るな。なにもしてない。俺はなにもしてないんだ!………不意に意識が途切れた。
何もない場所
「あーあまたやりなおしか」何もない場所でひとりつぶやく。
「今度こそ俺と同じになるとおもったのに」