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7 冒険者ギルド

ゴブリン騒動の翌日、普通に朝御飯を食べてそろそろかな?定期便の声が響いて来ない。外は雨が降ってるわけでも無い。


「母さん、アーちゃんの処へ行ってきますね」

「そうね、昨日のショックだと思うけど…アルは何ともないの?」


生物を前世でも殺したことは有るけど、人型は無い。だが何とも無いので適応したんだと思うよ。母さんには問題無しと告げて家を出る。


コンコンとドアをノックしエレナさんが顔を出す。

「おはよう御座います」

「あら、おはよ。アニスは部屋から出て来ないのよ」

やっぱり、昨日の事がショックなんだろうな。家に上がり、1人で行かせてもらう。


ドアをノックし声を掛ける。

「アーちゃんおはよ、まだ寝てる?」

「…………………おはよ」

「今日は家に来てくれないから、迎えに来たよ」

「………」


「元気なら良いんだ、また来るね」

「…ごめんね、アルに迷惑掛けて」

「迷惑だなんて思ってないよ、アーちゃんを護れた僕を褒めて欲しいな。お礼に手料理とか作ってくれないの?」


「守ってくれて…ありがと。食べる?」

「うん!」

ドアがゆっくり開く、アーちゃんは下を向いてる。


「顔上げていつもの元気なアーちゃんが見たいな!」

顔を上げて見てくるので、笑顔で答える。

「僕は、怪我も無いよ」


「うん!作るから待ってて!」

元気に支度に行ったが、もう一回食べるのか、頑張るぞ俺も!


戻るとキッチンから、鼻唄が聞こえる。気合は良いけど量はイラナイよ。

「アル、助かったよ。私達じゃ出て来てくれないからな」

「僕が元気だって、見せたからですよ。自分のせいで、怪我をさせたと思い込んだだけです」


「ああ、だが良く倒せたな。それと頑張って食ってやってくれ。その、なんだ、まだな?」

伝えようとする事は、解ったよ。


調理が済んだようなので運んで来てくれた。OKこれくらいの焦げ程度なら戦える!

「ちょっと焦げたけど、どうぞ!」

「いただきます」


メニューはハムエッグだ、余り量は食べれ無いから、これで良かった。一口に切り分けパク。…少し焦げ味だけど、問題なしだよ。


「うん!美味しいよ、アーちゃん」

「良かった、今日はね上手に焼けたよ」

いつもの笑顔だ、女の子は笑ってる方が良いよ。


「今日は何処で遊ぶ?」

「花畑行こうね」



今日も花冠講座を開催し、皆に教えてお昼御飯には帰って来る。

お昼御飯を済ませ、午後は通常なら制作や試作をする。


今日は、先日見たいな事が有るかも知れないから、ちょっと訓練でもするかな。訓練と言えば冒険者ギルドだな。


へえ~此処が冒険者ギルドか。確か登録に年齢制限は無いんだよな、ついでに登録しとこ!


「初めての方ですね、今日はどういった依頼でしょうか?」

普通に入ったけど、テンプレ宜しく!と、言わんばかりに絡まれると思ったけどそんな事は無かった。


「いえ、依頼では無くギルド登録をお願いします」

「えっ!?あ、では試験を受けて貰います。銅貨30枚必要ですが、よろしいですか?」


「はい、お願いします」

腰に下げてる、魔法の袋から銅貨を取り出す。結局まだ俺の魔力量では、家2件分の時間停止しか出来なかった。


「すみません、個人カードもよろしくお願いします」

周りがざわめく。

「おい!あのガキ、魔法の袋を持ってるぞ!」


自作したから持ってるけど、個人登録してるから他人には開けれないよ。


「え!商人ギルドランクC!4歳!」

そんな大声で、個人情報流すなよ。

周りは更にざわつく、カモにされるのかな?


「すいませんが、個人情報を盛大に喋りましたよね?狙われるかもしれませんので、毎日朝から晩まで護衛お願いしますね」


「も、申し訳ありません!」

「謝罪は受けますが、護衛はお願いしますね」

可愛い子ゲットだぜ!…まあ冗談なんだけどね。

「そ、それは…私も仕事がありますから」


言い訳か、失態を言い訳で流すのは好きじゃないので、弄るよ!

「じゃあ、お姉さんの依頼でAランクの人を護衛に付けて下さいね」


「無理ですよ!私のお給料じゃ〜1週間しないうちに無くなります、ごめんなさい。許してください」


「じゃあ、他の上司の方を頼って下さいね」

受付嬢は他の人に視線を送るが、皆反らす。人望無いのかな?


そして、泣き出し始めた。泣けば許されると思ってるのかな?安直過ぎて笑いそうになる。根がおっさんだからね、この偽りの涙じゃ騙されないよ。


「何を騒いでる!」

やっとギルドマスターの登場かな?

「初めまして、冒険者登録に参りましたアルトゥルと申します」

事の経緯を話す。ここでこのギルマスも同じような事を言うのかな?


「それはこちらの落度だ謝罪する」

ギルマスは4歳時でも、しっかり頭を下げてくれる。

「こちらの受付は、減給処分で許してやってくれ」


「謝罪は受取ります。処分はお任せしますので、登録の続きをお願いします」

「アリーヌ!続きをやってやれ」

「はい」

「クラリーは一緒に来い」

「…はい」


「ごめんなさい、続きは私が変わります」

「宜しくお願いします」

次の受付嬢は、…巨乳のキャリアぽい人だな。因みに失態の子は雰囲気が余り好きになれ無い子だったりする。


ランクはF〜Sランクまで、依頼は自分のランクの1つ上まで受ける事が可能。当然失敗は罰金、死亡は自己責任だそうだ。ここまでは、テンプレだよね。


「こちらに、ご記入をお願いします」

渡された紙は名前と職業、武器と簡素だな。武器は剣とランタンシールドを使い慣れていきたいかな。


職業は魔法剣士にでもしとくかな?そんな職業あるのか不明だが。書いた紙を渡す。


「剣は宜しいのですが、ランタンシールドとは?」

この世界には無いのかな?説明すると似たような物はあるそうだが、使い手は余り見かけないそうだ。


「それに、魔法剣士とは?」

実は一人で3役、いや回復も出来るから4役かな?剣と魔法に盾役、あとヒーラー。ボッチ街道まっしぐらだな!

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