51 王都別邸
それから、ソフィーのナビで伯爵家の別邸までアニスが運転をする。魔道車何て見た事無いだろう、注目の的だな。
「人を轢かない様に気を付けて下さいね」
「解ってるわよ、だから今は話し掛けないでよね」
集中してるみたいだ、心配無用だな。王都を横目に愉しみながら進む。後で観光したいな、こっそり1人で動きたいけどダメ何だろうな。
「ダメ」
「だめですわ」
「私も御一緒致します」
「観光なら私も行くわよ」
おぅ、俺に自由を…。
そんなこんなで、伯爵様の王都別邸に着く。
「アニス、その儘入ってくれて構わない」
「解ったわ」
伯爵様はアニス達を、自分の娘の様に扱ってるらしいので敬語は不要らしい。でも流石に城へは行けないかな?
「登城は、私とリズベス様と君だ。早ければ明日だ、それ迄退屈だろうが屋敷から出ない様にしてくれ」
散策は用事を済ませてからだな、それ迄は我慢するか。
魔道車を止め、全員降りたので一応閉まって置くか。悪戯されたくないしな。
それから一先ず応接室に案内されたので、皆ゆっくりしているが俺は先にベイリアルの伯爵夫人を迎えに帰る。
「お待たせしました」
「あら、もう王都に着いたの早かったわね。ではお願いね、アルトゥルさん」
夫人に手を差し延べて、転移を行う。そこにはくつろいで居る応接室である。
「お母様、御茶になさいますか?」
「私も頂こうかしら」
使用人の方は少し驚いているが、先程の魔導具の件も有ったので馴れたのかな?早くない?
「良かったら、皆さんで空いた時間にでも食べて下さいね。少し変わった甘味ですよ」
魔法の袋から冷蔵庫を取り出す。此処の使用人さんが何人居るか知らないの、で大きめを造って見た。勿論これ毎プレゼントするつもりだ。
「随分大きな物で御座いますね。申し訳在りませんが運べそうに無いので移動して出して頂けますか?」
「メイド長の方はいらっしゃいますか?この袋もプレゼントしますので、管理をお願いしますね」
「私で御座います。高価な物を本当によろしいのですか?それにこの魔導具も」
「暫くお世話になるのですから、厨房で是非使って下さい」
「アルトゥルさんの好意なので、受取って構わないわよ」
「有り難う御座います、アルトゥル様」
「アルそれ!私も食べた事無い新作じゃないの!?」
「そうですよ、皆さんのは用意して有りますよ」
もう1つ小さな魔導冷蔵庫を出し、木のカップを取り出す。皿にひっくり返し底蓋を外すと中身が出てくる、そこへカラメルソースを掛ける。前世のバニラビーンズに似た植物とラム酒のおかげで、バニラエッセンスの開発に成功した。開発時間は掛かったけれども良い香りだ、香水にも使えるね。
「何コレ!すっごい良い香り!」
「旦那様!頂いても宜しいですか!」
珍しくアイラが興奮してる、作ったかいがあったな。
リズは既に無言で食べてた。その表情はとても幸せそうだ。
「アル様、お替りを…その、頂いても?」
ソフィーも気にいってくれたので満足だな。追加は少し変えて、生クリームもトッピングしてあげる…。そうなると皆追加を頼むのは知ってた。
「アル!これってレシピはまだ公開して無いよね?」
「ええ、みなさんが最初に口にしましたよ」
「私が甘味のお店開きたい!ダメ?」
ソレは面白いかも、カフェっぽい店はあまり見かけないもんね。その走りに成れば良いかも。
「良いですわ!甘味と御茶ができるお店なんて素敵ですわ、私も手伝います」
貴族様が店を手伝うの?良いの?
「言い出したら聞かないのは、アルトゥルくんも良く知っているだろう?」
試しに街へ戻ってからやってみるか。店造りも面白いかも知れない。
でもその前に、ライラさんのお店のリニューアルオープンが先だね。あっちもそろそろ完成の筈だ。
そうだよ、よっくん!忘れたかと思ってたよ。
そんな事無いですよ。王都の用事が済んだら、オープンしますからライラさんに伝えて下さいね。
解ったわ。それと、その…ごめん。ベットの下の見ちゃった。男の子の子供が居たらこんな感じなんだね。
そんな事も有ろうかと、ちゃんと確認したよ風に置いて見たよ!
な、なんだ…と!あーいいさもう!開き直ってやるよ。人妻もロリ巨乳、ケモミミ多種多様なジャンル好きだよ!
ほ、ほらこの世界なら、私とも出来るね。
えっ!良いの?
あ、待って!今のはやっぱりナシ!
ジーー。アル後尾したいの?
何するのよっくん?お母さん?
仕方がない誰が最初?2人の空間を創ってあげる!まさか最初から全員と!?
しませんから!もう早かったら明日謁見だから寝る!おやすみ。
良いの?さくらは本当はしたかったんじゃ無いの?実はショタコンの癖に!
もう、言わないでよ。死ぬ迄秘密だったのに…死んでバレる何て思わないわよ。でもよっくんとあっくんに…。
十分歪んだ性癖だと思うよ…。
「はぁ〜、少し疲れましたので部屋で休んで来ます」
「どうした急に?君でも気後れかね」
「いえ、ちょっと空想で疲れました」
伯爵様や夫人はなんの事か解んないだろうな。
「アルトゥル様の御部屋に案内致します」
メイドさんに案内された部屋で、少し眠る事にする。




