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50 初めての王都

新しい魔法の袋にモンスターを収納して居るので、もう大丈夫。瀕死の冒険者へと向う。

「大丈夫ですか、どうしてそんな人数で護衛をしてるのですか?」


「す、すまない。ポーションを分けてくれ。俺達はギルドの依頼で無く雇われの用心棒だ」

専属のようだが、明らかに弱いよね。Eランク行かない位だ。


そのままは寝覚めが悪いか。

範囲回復(レンジヒール)。これで大丈夫ですね、それでは」

後はもう知った事では無い、次の街で人を雇うなりして欲しい。


「寄こせ!うちの馬車が壊れてしまったんだ。その魔法の袋をくれ」

リズとサキ?に絡んでる商人さんだ。

「なぜ?」

「何故売って欲しいでは無く、譲れ何でしょうか?」


「儂を誰だと思っている!王都のドレヴァン商会のドレヴァン様だぞ」

「知らない」

「それとコレとでは、話が違います。お譲りはできません」


王都の商会なんて、全然知らないので伯爵様に尋ねて見る。

「あ奴は、私の別邸で偶に用事を頼む程度の男だ。確かランクは商業ランクはBだったな」

「ソフィー、お願い出来ますか?」

「そうですわね。御父様が行かれる訳には、いけませんわ」


ソフィーと2人で、未だに喚いている商人へと赴く。

「失礼、私の友人に何か用がお有りですの?」

「何処の娘か知らんが、首を出すな!」

「ソフィアール・フォン・ラファネルと申します。貴族に先に名乗らしたその意味はお解りですわね」


「な!待て、イヤお待ち下さい」

「貴方の理不尽な要求は、御父様も御覧になってますわ。それとその獣人国の方は王族ですわよ」

それなんだよね、冒険者でもある程度知ってるのに商人が知らないなんて余程情報に疎いのかな?


「そ、そんな」

「リズ、アイラもう行きますわ。屋敷に着いたら御父様がどうにかされますわ。それにアルから商業ギルドに一言仰って下さいますわ」


そうだよね。俺も商業ランクAだしね、護衛の人は普通に冒険者やった方が良いと思うよ。


魔道車に戻り、王都へ向けて出発する。その間ソフィーから説明が伯爵様にされる。

「王都の屋敷に着いたら、アネストに伝えておく。まあ彼なら今後取引を辞めるな、元々付合い程度だが商人の情報は早いからな」


そう、何処の商会が貴族様と繋がり有るかは一種のステータスだからね。商業都市の伯爵家を敵に回したと思い、横の繋がりも無くなるだろうが知った事ではない。

「アルーお腹空いたから、そろそろお昼にしない」


「そうですね。…地図で確認しましたが、もう少しで広い場所が在りますよ」

「解ったわ」

走る事数分、広目の場所で魔道車を停める。先約が1台居るが気にしない、十分止めるスペースがあるので。


「此処で昼食かね?」

「ええ、夕食は王都で出来ますが、お昼は此処で我慢をお願いします」

「王都まで普通は3日は掛かるから問題ないよ」


早速準備を進める。料理は女性陣が多いので任せる事にし、俺は食べる場所造りだな。

魔道車の側面を軽く魔法で整地をし、タープを広げる。魔道車は8人は乗れるから全長が長いので大きめだ。そこへポールを刺しロープのテンションを掛けペグに結ぶ。


机は土魔法で石のテーブルをさっと作る。椅子は重たいので造ってる物を取出す、太陽の位置を確認し日除けも出して置くとする。これで完成だ、後は女性陣の仕度が出来るのを待つだけ。


「伯爵様席に座ってお待ち下さい」

「ああ、随分と快適だな」

「私も座って待つ」

リズは戦力にならないもんな、おとなしく3人でお茶にしよう。


隣りの商隊は、此方を気にしてるが相手が貴族なので話し掛けて来れないようだ。説明が面倒くさいので嬉しい。


伯爵様はリズに獣王国での出来事を、詳しく聞きたいそうなので話してる。時偶自分も捕捉する程度に話に交ざってる。


暫くすると料理ができたようなので、俺も運ぶのを手伝う。獣王国のコーメを使ったリゾットのようだ。

「サラダも持って行って良いわ」

それとスープを運び終える。皆が席に付いたので早速食べる。


「これは、獣王国の料理かね?」

「穀物のコーメはそうですわ、レシピはアル様に教えて頂きました」

獣王国のコーメを使ったレシピはほぼ無かったので、色々教えていた。


「美味いな、チーズと良く合う。野営でここまで本格的な物が食べれると苦で無くなる」

「魔法の袋のおかげ、私もこの国へ来るまで辛かった」

「3人共料理が上手だからですよ。あ!少し失礼します」


出来合い物じゃ無く、作ったから匂いが風にのったからね。隣の商隊に迷惑は掛けれないし。

モンスターの方向へ駆け出す、そこにはダイヤウルフの群れが居たのでサクッと倒す。


サキに任せても良かったけど、食事中だからさっさと狩って戻りたい。

「旦那様、モンスターで御座いますか?」

「サキに任せると時間掛かりますからね」

「ふ〜ん、何匹いたの?」

「ダイヤウルフが全部で18匹ですね」


「それをこの短時間で全部倒したのか?」

「これでもAランクですからね、さあ食事にしましょうか」

隣の商隊は、聞き耳を立てて驚いているとうだ。


食事が終わり、片付けを済ませ再び王都へ向けて出発する。運転手はアニスがそのまま運転したいそうなんで任せる。隣にはソフィーが座る、道案内だね。王都の中は地図では説明しずらいからね。


それから走り続けて、夕方になる前には着いたようだ。貴族が出入りする門へ向かうと兵士が沢山集る。そうだよね、馬居ないから何事かと出てくるよね。


「ヴァレール・フォン・ラファネルの当主だ。これは馬無しで動く魔導具だ、他に質問はあるか?」

伯爵様に任せるのが良いな、アニスが出しゃばると揉めるから黙っててね。

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