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42 称号

それから1週間くらい経つと、大分回せるようになった。ドナさんやショーさんの、兄妹も働く事になったので良かった。


当然、リズの御両親も夫婦で来てくれて一騒動遭ったりした。アメリアさんの身体の回復も順調、後は体力を付ければ問題無い。


マーティンさんは、回復腕輪(ヒーリング)を獣王陛下に提出し、大層気に入ったそうで謁見しに来い!だそうだ。それが終わったらベイリアルにそろそろ戻るかな?


「アイラは?」

あっちはまだオープンまで時間が有るから、少し放置かな。帰ってヒーリングの制作しないと…。何個作るんだろうな。


俺やる事多く無い?強く成りたいけど、魔導具も造らないと…はぁ〜分身の術とか使えたら良いのに。


有るよ、そのスキル!


えっ!ほんとに?


ただね、スライム固有スキルだから覚えられるか解んないだよね。一応今晩やってみるけど期待しないでね。


ダメ元でお願いする。


獣王陛下に謁見のアポ取って、会いに行きますか。

「アルだからお手軽に逢える、ホントは時間掛かる」

それはそうだね。


「ショーさん、ドナさんこれからは頑張って下さいね。偶に食べに来るので」

「「有り難う御座います!アルトゥル様」」


因みにお城の連中は、廻らなくなるから断った。食堂長のルシルさんにレシピを教えたので城の人はそっちで食べて欲しい。


アニス達を一足先に家に送っておいたので、久々の城へと足を運ぶ。城の門前までリズと飛んでいく、結構この街では飛んでいたので皆慣れたようだ。


門前の兵士さんは、リズと一緒だからスルーしてくれる。

「アル1人でも問題無い。私の夫として周知されてる」

もう、外堀は埋まってたんだ。俺に選ぶ権利は無かった。


「アルは私の事嫌い?」

「好きに決まってる、嫌う要素が無いな」

尻尾も触れるし、リズも可愛いし。…嫌いなとこを探す方が難しいな。


「もう満足、私もスキ」

傍からは仲睦まじく映ってるようで、リズの事を密かに思っていた人物は血の涙を流したらしい。


待合室で待つ事も無く、直ぐ謁見だそうだ。早いね、待ってる人に申し訳無い。

「訓練場で観るより、幼いな」

「初めまして、冒険者ランクCのアルトゥルです。この度の謁見有り難う御座います」


「フハハハ、畏まるな!今代のリオネル国獣王やってるゾランだ」

虎人族かな、確かに強そうだな。

「マーティンとの闘いは見せてもらった、強き者よこの国はアルトゥルを歓迎する」


「有り難いですが、僕の故郷はベイリアルなので偶に遊びに来る程度でお願いします」

不敬だなんだと、周りは言ってるが知らん。今住んでるのはベイリアル何だし、此処なら転移で直ぐ来れる。


「俺が畏まるなと言った、文句がある奴は出て来い!」

一喝で静まり返る、直接俺を狙ってくれても良いのにね。


「マーティンから預かった物があるが、コレを我が国でも譲って欲しい」

皆に見える様に掲げられるヒーリング。

「では、僕の提案を受入れてくると言う事で宜しいですか?」


「陛下、それは何ですか?」

側近の方が聞いて来る、そして殴る!何で殴っちゃうの!

「さっさと、戻って来い!」

フラフラしながら戻って来ると、回復魔法(ヒール)と唱え治す。過激なデモンストレーションですね、ハイ。


「これで解ったな、俺は回復魔法は使えんがこのリングで使えるようになった。製作者はそこのアルトゥルだ。これをカルナ教会及び孤児院で使える様にする。異論がある者は?」


「しかし、ゲトラ教会の救護館はどうするおつもりで?」

「どうもせん、そっちへ行きたい者は行け。ただこのリングでの治療はゲトラの10分の1以下だがな」


「そんなに安く」☓多数

まあ、顔を曇らせてるのはゲトラ教会の息が掛かった者だろうな。逆に喜んでる人の方が多いけどね。


「ただ、材料のミスリルはベイリアルだけではこの国へと普及が出来ないので分けて頂けますか?」

「それはこの宰相に聞き、必要な分は持って行くが良い。それとこの国に住むドワーフを数名連れ帰って、このエールの作り方を教えて欲しい」


獣王陛下も気に入ったのか、まあ隠す内容でも無いし良いか。

「解りました、お預かりします。ではこの街の外に小さな村を作りそこに建物を造ってお待ち下さい」


と、そんな遣り取りを繰り返しやっと帰れると思ってた。最後に名誉をくれるそうだ、貰ってさっさと去りたい。


「アルトゥル、御主に天狼(フェンリル)の称号を与える」

廻りはさらにザワ付いてる、宰相さんがカッコいい勲章を胸に付けてくれる。すると盛大な拍手を貰うけど、拍手して無いのはゲトラ教会の関係者だろうね。


謁見が終わり、執務室へと連れて行かれた。そこで宰相さんと打合せかな?

「暫くご休憩なさって下さい」

そう言って、リズと俺の前にお茶と焼菓子を置いてくれるウサギのメイドさん。癒しにその耳を!


「駄目に決まってる、私の尻尾を触ると良い」

遠慮無く、モフモフする。メイドさんは顔を紅くして出て行く、人前ではやらない方が良いのかな?


「う、ん…き、気にし、ないの…は、アルだ…け」

そうなんだ、今は止めとくか。それよりこの勲章って外しても良いのかな?


「良いけど、その勲章を貰った人族はアルが最初。歴史に名前が残る、獣人国で2個目」

待て待て、過去この国で1人しか授与されて無い物を俺に与えて良いのか!

「先人で貰ったのは、戦時に1人で万の大軍を殲滅させた英雄。アルは獣人国の英雄と観られる、妻の私は誇らしい」


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