24 獣人
ショーコちゃんが言ってた事は一旦棚に閉まって置こう、未来の俺に託すとしようか。
午後からは狩りにでも行こうかな?一応ギルドを覗いて行こ。3人とも家に帰ったし行くかな。
ギルドの依頼を確認してるが…どれもパッとしないな。護衛任務は日数掛かるから、反対者がいるし。う〜ん…。
「ですから、その依頼は掲示してますが受けて頂ける方がまだ居ませんので」
「報酬金額を上げないと駄目ですか?」
うん?アリーヌさんが、困ってるのかな。いつもお世話になってるから行って見るかな。
「どうかしましたか、アリーヌさん」
「アルくん!ええ、少しね。この依頼を受けてくれる冒険者の方が居ないの」
手渡された依頼紙は、…王都までの護衛任務か。
俺は難しいなあ、最近は妹のナディアまで言い出し始めたよ。そりゃあ妹はカワイイから、お兄ちゃんは全力で溺愛する!
おまわりさ〜ん、この人変態です!
お、ショーコちゃんはもう調べ終わったの?
まだ解んないから諦めた!諦めたからそこで試合しゅうりょ〜。
いや、そうだけどそうじゃ無いと思うけど。
だって私には、未来予知何て出来ないからね。起こってから対処するしか無いって、結論で終わったのよ。
まあそうだね。
「貴方は?」
「Cランクのアルトゥルです」
「ひょっとして商業ランクC最年少の!初めまして、商業ランクDのホフステンです。お願いします、この依頼を受けては貰えないだろうか?」
「受けてあげたいのですが、日帰りの依頼で無いと家族が心配するので」
「そうですか、残念です」
「アルくんはまだ10歳ですから、私も許しませんよ」
中身は、50歳ですいません。早く15歳に成りたいな、一応成人と呼ばれるらしい。
5年かまだ先は長い。身長ももう少し伸びて欲しいものだな。
「そうらしいので、普通に狩りに行ってきますね」
「アルくん序に薬草の採取もお願いしても良いかな?」
「解りました、では行ってきますね」
街を出て森を目指し走る、結構体力もついてきたと思う。地図と探索を使って薬草採取と狩りを行う。偶に他の冒険者のマークがあるが、トラブルの元なので敢えて合わないようにする。
2時間位で結構な量の薬草と狩りが出来たのでそろそろ戻るかな。うん?マップに可怪しな動きをするマークがある。
1人に対して3人が、追いかけてる様な気がするな。見てしまったので、ほっとけないから行って来るか!
相変わらずだね、まあそこがアルくんの良いトコだよね。
まあ、前世でも似たような事してたなぁ。
そんな話をしながら走ってると追い掛けてるのは、冒険者風な3人と追われてるのは獣人族の子だな。
流石は獣人族だ、スピードは有るけど何かぎこち無いな。手傷でも負っているのか?
「きゃあ!」
躓いてコケてしまったようだ、そのスキに追い付かれてしまった。
「もう逃げ切れ無いな」
ジリジリと囲む様に近づく、まあどっから見ても悪人かな?ココはカッコつけて女の子の前に立ち憚るかな!
「やあ、こんにちわ。状況は知りませんが女の子1人に男3人は、悪者にしか見えませんよ」
「何だとテメー、関係無いやつは引っ込んでろ!」
「ねえ君は助けが必要ですか?」
「助けて、捕まったら奴隷にされる」
眠そうなジト目さんだな、寝てないよね?
「失礼な事考えてる?」
「ははは、何でも無いです」
「てめえも一緒に捕まえて、売ってやるよ」
ドカ!っと吹き飛び気絶する。男が1人飛び掛かって来たので、反射的に殴ってしまった。
遅いし弱いな、今度は2人纏めて来るが相手になら無いので割愛しよう。
3人を気絶させたので、獣人の女の子へと近寄る。
「大丈夫ですか?取り敢えず回復」
「!?…貴方は神官?」
「Cランク冒険者アルトゥルです」
「助かった、ありがとう。私はリズベス、リズで良い」
「では僕もアルでお願いしますね、1人で帰れますか?」
あまり巻き込まれたくは無いけど、帰れるならお願いします。
「無理、また襲われる。私の種族は人族には珍しいから」
狐さんだもんね、その尻尾をモフモフモフ?した…いな。尻尾が3つある!モフモフが3倍だと!
「お礼、触って良い」
お言葉に甘えて、……………………ふぅ、これは良い物だな。
「は、激しい。もう…お嫁にいけない。触るだけって言った、責任取って」
ハメられた!これは新手の美人獣局だ!
アルがまた浮気してる!帰ったら修羅場だね。録画とポテチの用意しとかなくちゃ!
モフモフには逆らえない!
「と、取り敢えず仲間の処か家に、送りますので」
「探し人見つけた、一緒に連れて帰る」
「その人の処へ送れば良いですか?」
ゆっくりと指を差す。え?俺が探し人って事なのか!
「私の母様が病気、治して」
それって獣人国まで来いって事なのか、遠いので丁重にお断りさせて頂きます。
「ちょっと遠いの」
「尻尾、穢された」
言葉を遮り、有無を言わさ無いつもりだ。数分前の俺に、止めとけと言いたい。
「ごめんなさい、一度僕が住んでる街へ行きませんか?」
其処でギルマスか、伯爵家に丸投げするしか無い!
「良いけど、アルは連れて帰る」
読まれてる、逃げ切れ無いのか!?
「逃さない」
駄目だ考えが筒抜けだ!何故?鑑定して見るしか無いな。




