表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/52

20 決闘

誕生日のお祝いから一夜が明け、平穏な日常が過ぎて行く。

今日は、ギルドへ顔を出すかな?朝から行くのは久しぶりだ。


扉を開けると、言い争う声が聞こえる。依頼内容で揉めるのは日常的にあるから関わるのは辞めとこう。


目ぼしい依頼が無いかチェックだ。

「おいそこのガキ、お前じゃそのランクは無理だろ?」


Cランクだから、1つ上まで依頼は可能だ。この辺じゃ俺に絡む奴は居ないので、他所から来た冒険者だろう。


無視が1番だ。


テンプレ宜しく絡まれるのね!?それで訓練場で対決イベントキター!!


相変わらず元気だねショーコちゃん。


「ちっ、無視かこのガキ!」

男が近づいて、…来ないだと!?只の冷かしだったようだ。


残念だったね。


ホント玉無し野郎だよ!


ショーコちゃん荒れてる?口が悪くなって無い?


「済まないな君、連れが不快にさせた」

パーティリーダーぽい人が、話し掛け謝罪をしながら近づいて来る。


「Dランク力の残響(フォースリフレイン)のジブリル・フォン・ソシュールだ。王都から商業都市まで、護衛依頼で訪れたのだが許して欲しい」


「御丁寧に有難うございます。Cランクソロのアルトゥルです、謝罪は受け入れます」


「な!このガキがCだと、嘘を言え!」

この戦斧を背負ってる人は短気何だね、折角ソシュールさんが謝罪に来たのに。


ガン!と戦斧さんの頭に杖が落ちる。

「ニクラスのバカ!ジブリルが誤ってるのに何でそう問題ばかり起こすの?」


「イッテェ、何しやがるマリーア!」

放っといて先行こう、面白い依頼は無かったので適当に狩るかな。


「ナニ勝手に、去ろうとしてるんだ!」

「謝罪も受取ましたし、残る理由も無いし貴方が僕を引き留める理由は、僕には関係ありません」


凄く面倒くさい。これは狩りでストレス発散して来よう!

「勝負しろガキ!」

「メリットが無いので、お断りします」


「俺に買ったら金貨1枚だ!」

「興味無いですよ、1枚でしたら直ぐ稼げますよ。せめて10枚かな?」


「よせ、ニクラス!君も煽る言い方は辞めてくれるかな?」

「絡んで来たのはオジサンですよ、面倒くさいので決闘受けますが1人金貨10枚です。パーティで相手しますよ」


「おい!アルの奴が絡まれてるぜ」

「決闘らしいぞ」


野次馬冒険者が野次馬を呼ぶ。話が大きくなるなぁ。皆お祭り好きそうだな。


「それは侮辱してるのか?」

「Dランクですよね?僕は、Cランクですから当然だと思いますが」


「良いだろう後悔させてやる」

「なんで男はこう血の気が多いの?まあ私はジブリルに着いて行くだけだしいっか」


「イルゼさん、訓練場使わせて貰いますね」

「アルくん、手加減してあげてね。貴方は実質ランクAなんだから」

そうなんだよね、狩りばかりで依頼を受けて無いからCなんだよね。日帰り出来そうで面白そうなのが無いんだよ!


日帰りしないとソフィーやアニスが煩いからね。


訓練場に着くと野次馬が沢山集まって、賭事が行われてる。俺は1.1倍だ、成立して無いな。自分に賭けるのは辞めとこ。


「装備は何も着けて無いようだが、負けた時の言い訳なのか?」

「いつもこうですので、気にしないで下さい」


「決闘だから死んでも、罪にはなら無いからな!」

「謝るなら今のウチだぜクソガキ!」


わ〜三下のセリフキター!お約束万歳だね。


ショーコちゃん、どっからポテチなんて出てくるんだよ!


剣を構える。

「テメー巫山戯てるのか!そんな物で!」

まあ木剣だし、殺す事は無いだろうな。

「一撃届いたら、ちゃんと相手しますよ」


「では行くぞ!」

「後悔して死ね!クソガキ!!」

そんなに振りかざして、大振りは当たらないよ。


「オジサン、真っ先に死ぬタイプですよ。相手の出方も解らないのに、そんな大振りは隙だらけです」

木剣で額を軽く突く。左手で押さえてるけど、あれで血が出るなんて鍛え方が足らないよ!


「このガキ!俺はまだ20歳だ!」

「え!?え〜〜」☓野次馬多数


ホントだ鑑定して見るとそう書いてる!

「おっと、これが作戦ですか?油断を誘うなんて、正直侮ってました」


驚いてる最中に、ジブリルが水平に斬り付けるが交わす。

交わした先に水弾(ウォーターバレット)が飛んでくる。


木剣に魔力を流し強化して、全弾撃ち落とす。


「そのスピード、パワー、マナでは僕に勝てませんよ」


「このガキーー!」

だから大振り過ぎだって!正面から受け止める。勿論強化してるよ、まだ10歳では負けるに決まってる!


「な!止めただと」

胴を薙ぎ払う!何本か骨は折れた感触だ。

「ぐはっ」

「ハイ1人目、終了です」


水槍(ウォータージャベリン)☓3」

「ハッ!」

「キャァーー!」

魔力波だけで吹き飛ばす。


「2人目です。貴方はどうしますか?」

「最後までやらせてくれるかい?数々の無礼も許して欲しい」


「解りました。最後に少しだけ本気を魅せます」

木剣を魔法の袋に収納する。ネックレスのトップを握り、魔力を流す。


魔力武装(アームドマジック)!」

オリハルコンに魔力が流れ眼前に片刃の剣が具現化する。


「なに!それは太古の技術だぞ。文献に少ししか残って無いので、再現不可能な筈」

「再現に成功したんで、諦めて下さいね。魔力消費が大きいので、剣だけにしますけど」


接近して間合いを詰め、5回程剣を振るう。

「なに!間筋が見えない」

ジブリルの剣が輪切になり、バラバラと地面に落ちる。勝負有りなので剣を解除すると魔力が霧散する。


「これで納得出来ましたか?」

「ああ、済まない」

「金貨30枚は、受付のイゼルさんに渡して置いて下さいね」

「解った」


戦斧のオッサンに近づく。今だに脇腹を押さえ油汗を流してる。

「納得出来ましたか?」

「この通りだ、すまなかった」

回復(ヒール)。大振りの癖は直した方が良いですよ」

「何だと!?回復魔法まで…各違い過ぎる」


魔法使いのお姉さんも回復掛けておくか。

回復(ヒール)お姉さんは、魔力の込め方が甘いですよ。集中力を付けて下さいね」

「あ、ありがとう。うん頑張るね」


「イゼルさん、面白そうな依頼が無かったので、適当に狩って来ますね。後金貨30枚は子寺院に寄付しておいて下さい」


「解ったわ。無茶しないでね」

訓練場を後にする。



「これを」

「はい、お預かりします」

金貨30枚を渡す。ジブリルは受付嬢に問いただす。

「彼は何故、ランクCなんだ?AかSでは無いのか?」


「アルトゥルくんは4歳でDランクでしたが、依頼数が圧倒的に足りないんですよ。実質Aですよ。幼馴染の子と伯爵家の御令嬢の、ソフィアール様が泊まりを許してくれないんです。意外ですよね、尻に敷かれて。ふふふ」


「彼に訓練されただけか、痛い出費だったが勉強になった。それに…全額寄付か」

「ジブリルすまねぇ、金は必ず返す。俺が絡んでしまったのが悪い」


「そうだよ!私の分もだよ」

「知るか!」

2人は言い合いを始めてるが、ジブリルは何時もの事なのでと放置する。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ