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底の底はそこ?

いやー、人生って上手く行かないですよね!

まじでクソ。

はあ…仕事行きたくねえなあ。

また、仮病使うか。

でもさすがに使い過ぎか…と、目覚ましがなった直後から怠ける事しか頭にない。

まだ半分しか覚醒していない脳ミソは、

毎度毎度休む言い訳を探す。


俺は自堕落で、怠け者。

世間で言う所の底辺。金融関係は真っ黒。

良いとこ無しの駄目人間だ。

見た目が良いわけでもなく、頭が良い訳でもない。

努力する事が何より嫌いだ。

自分でもわかっている。

糞みたいな人生だと、先祖に申し訳ないなあ、と。

自分の不幸はすべて周りのせいである。

間違いなく。

まず、父はろくでなしだったし、母もろくな人じゃあ無かった。

そんな家庭で育った俺は、三十路を迎えようとしているがボロボロのアパートで最底辺の仕事をし、ギリギリの金で生活をしている。

俺が駄目な奴なのは育った環境のせいだし、まずこの時代が俺には合って居ないんだ。

今の時代は全てに置いて洗練されたアイデアが出尽くしている。

科学は充分に進歩しているし、新しいアイデアで儲けようなんて、このご時世難し過ぎるのだ。

きっといつかはわからないが大昔に生まれて居たら、駄目な俺にもチャンスは巡ってきたはずなんだ。


そんな事を考えながら、生産性のない日々を過ごしている。

「あっ、高橋です、お疲れ様です…なんか、夜中から下痢と吐き気が収まらなくてですね…はい…申し訳ないです…はい…」

これは常套手段。

胃腸炎は最低3日前後は休める。給料は目減りするが、それでもいいのだ。

キツい仕事で疲れが溜まってきたらこうしてガス抜きをしてのらりくらりやるのが俺のワークスタイルだ。

さて、もうひと眠りする前に一発抜いておくか。


どうです?あなたの人生が少しでも良い方向に向かうよう頑張ろうと思えましたか?

明日は我が身ですよ。


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