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13話 問いの正しい答え

ダリマ

「おっす」


アリス

「お、おう…

何だお前そのノリ」


アリスは躊躇った


ダリマ

「これは何だ」


差し出された封筒に対してアリスは一言




アリス

「お年玉だろうよ」


ダリマ

「じゃあこれは何だ」


人を縦軸に敷き詰めて

それをダリマが殺しながら落としていく

アリスは嘔吐しながらもそのグロテスクな光景を充てる


アリス

「達磨落としだ

つうか殺しながらしゃべるな

あぶねえよ」


ダリマ

「じゃあこれは何だ」


それは誰かの歴史だ

これはアリスがバトルしていた中で見た事ある光景だったので

直ぐに答えた




アリス

「ダリマの半生だろう」


ダリマ

「これは何だ」


ダリマは達磨落としで殺した人を見せつける


アリス

「骸骨」


ダリマ

「これは誰だ」


骸骨はアリスに似ていた

しかしこれは言ってもいいのかどうか迷っていた

しかし、それを迷うという要素は済し崩しにされる


それすらも能力の内の攻撃性を秘めているかもしれないからだ





アリス

「これは俺だ」


ダリマ

「この能力は何だ?」


アリスに最後に聞いたのは

ダリマの能力だ


アリス

(クイズでは無い事は分かった

何故ならそこにダメージ要素が無いからだ

だとしたらこれはドミノ倒し的なものだと分かった)


アリスには答えが分かっていた





アリス

「答えは奈落落としだ

そして俺の発言はずっと続かせる それは行を整えた言葉にしてはならないからだ

その時に俺の方が奈落へと落とされる寸法だ


この問いに答えられなかった奴が奈落へと落ちるのだろうからな

逆に聞こう その問いで得するのは誰だ」


ダリマ

「俺だ」


続いてアリスは直ぐ様に質問をつける


アリス

「では何を得られる」



そこで得られるものは一つしかない


ダリマ

「俺の命の延命」





そう、ステージバトルでの勝利

つまり延命なのだ


アリス

「お前は死んでいるのか」


ダリマ

「死んでいない」


しかしそれは問いに対しても答えに対しても正しくは無かった


アリス

「お前は死んでいると一緒ではないのか」


ダリマ

「そうではない」


質問攻めしていく





アリス

「ではあなたに家族はいたか」


ダリマ

「いたが離れた」


アリス

「それは何故か」


ダリマ

「ここにずっといるから」


アリス

「後悔はしていないか」


ダリマ

「後悔はしていない」


アリス

「しかしそれは偽りだ」


ダリマ

「偽りなどではない」


ダリマが呼吸を散らす





アリス

「ではお前は何で焦っている」


ダリマ

「焦っていない 私は普通だ」


アリスは問いだけでなんとか出来るものでは無いと分かっていた

だから尋問的に答えさせる必要があった


アリス

「ではこれを見ろ

そこには今までの深層心理によって模型化させたお前の家族だ

後悔はあるか?」


模型化させたイメージした家族の姿がある

そしてしどろもどろしてしまう


ダリマは

そこで奈落に落とされる


速攻で奈落に落ちた

そこから見えるのは遥か下降まで落ちていく叫び声だけだった

着地される音は無い それ程上階に上がっているからだ





アリス

「やれやれだな

あんたは家族が必要なのだろうが

俺には何もねぇし、捨てられた人間だ


捨てられた人間だから、今必要とされてんのは

あの竜宮城からだろうし、それに俺は絶対に見られてるだろうな

月兎からの挑戦状はこのまま引き続き 引導を渡してやる」


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