1話 アリスと舞妓と秋永
アリスは思った
アリス
「あぁ、そうか 俺はうんこがしたいのか」
うんこしたい感覚を忘却していたようだ
忘却していた感覚を研ぎ澄ますようにケツを引き締めてうんこするのを我慢しながら歩きだす
曲がり角で、舞妓がいた
アリス
「あのさー俺うんこしたいんやけど、どうすればええの?」
うんこしたい事を口にした
舞妓
「うんこしたいならここですれば」
舞妓も忘却していた 常識ってやつを
アリス
「あ、じゃあここで俺うんこするわ ぶりぶりー」
アリスも忘却していた 常識ってやつを
うんこしたアリスは
アリス
「あーすっきりした あんがとなー」
アリスのうんこは空中から落ちていって
秋永の頭にのっかった
その瞬間、どっぷりと頭にのっかったのと
湯気が多かったのと
秋永は偉いくせに禿面だったので
ちょんまげファッションに禿面に湯気のうんこのっかったので
さすがに部下は笑ってしまった
秋永
「笑ったなお前 殺す」
部下
「ま、まってくださいあきながさ」
様と言う前に秋永に生首をすぱっと斬首された
その瞬間、生首は宙に浮いて「ま」という単語を口にした
そしてすぽっと切られた生首は秋永の片手の平に着地する
秋永
「つう訳で、俺の禿面笑ったら次はほんと殺すぞ」
部下は思った
部下
(いやいや!もう殺してんじゃん!生首お前持ってんじゃん!)
と
しかし秋永は武将としてかなりの切れ者と言われてたので誰もそれを口にしなかったが
部下
「秋永様 頭にうんこが…」
秋永
「お前殺すわ」
秋永は問答無用で部下の生首をまた切断した
秋永
「ほら言ったろ お前らがまた言うから俺は斬首したんじゃ
悪いと思ったらもう言うなよ」
秋永の片手の平に二首の生首が達磨のように置かれる
部下
(いや、このまま竜宮城に行くのかよ…ねぇよ…うんこ丸出しだよ)
部下は笑うのを我慢しながら秋永の後ろを歩く
秋永
「なぁ、お前ら何でちょっと俺と離れてんだよ」
部下
「いやぁ、それは秋永様の頭匂うんで」
秋永
「お前は死ね」
秋永はまた部下の生首を斬首した
宙に浮かんだ部下の生首は言った
部下(生首)
「お前ふざけんじゃねぇよ」
と
しかし秋永は舌打ちを出す
部下
(こいつ、懲りてねぇよ)
(つうか、気付け 臭いの気付け)
部下は秋永武将に対して告げ口はやめておこうと思った
秋永はそのまま離れながら歩く部下をよそに竜宮城に入った
部下
(これはどうせ うんこネタ言われたら秋永武将に殺されんだろうな)
(多分竜宮城にいる舞妓殆ど斬首の刑になると思うわ(笑))
部下は面白そうにコソコソ話しながら後を離れるようについていった