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神さまの住まう部屋  作者: コウサテン
4/10

一軒家の縁側にて〜1〜

「ただいまー」


年季の入った住宅、玄関の引き戸をガラガラっと音を立てて開けながら、女性が家の中に声をかける。

だが、家の中からは返事はない。


女性の名前は雛形ゆき(ヒナガタユキ)、大学3年生。


(そっか、今日は私が1番早い日か…)


ふと、今朝家族が言っていたことを思い出す。


(お父さんはいつも通りだし、お母さんはパート、雅樹は部活の子たちと勉強会だったっけ)


(しょうがないなぁ、冷たくなっちゃう前に洗濯物取り込んじゃおう。あとご飯も炊かなきゃねー)


ゆきはあまり独り言は言わないようだ。

持っていた荷物をリビングの隅に置き、洗濯物を干してある庭へ向かう。


「ふむ、なかなか勤勉じゃないか。」


!?

突然縁側から聞きなれない男の声が聞こえてきた。

ゆきは驚きながらも、声の元に目を移す。


「だ、誰?」


そこには、袴姿の少年が座っていた。


「俺か?俺は神さまだ!よろしくな、雛形ゆきさん!」


ゆきはあまりにもおかしな返答にキョトンとするばかりだ。


「神…さま?ていうか、私の名前…」


ゆきは不審に思いスマホを取り出した。


「警察…」


その様子を見て自らを神だと称した少年は慌てふためく。


「わぁっ!待て待て!話を聞けぇ!!」


こうして、ゆきと自称神さまと言う少年のドタバタ劇の始まるのであった。


続く。

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