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一二六の血脈――玉座は肉体に宿る  作者: キロヒカ.オツマ―


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江戸期・密書

文久三年(1863)閏四月吉日

一族内秘事


一、此度、血統の儀式ヲ無論秘密裏ニ執行ス。

血ヲ薄める外戚及ビ通婚者ヲ一切排除シ、

兄弟姪甥間ノ結合ヲ以テ、血ヲ深クシ正統ヲ保ツ。


二、出生児ハ直ニ産室ヨリ白木ノ台ニ置カレ、

呼吸、脈、骨格、皮膚血管、並ビニ精神反応ヲ確認ス。

弱キ者及ビ歪ミ過剰ナ者ハ、別室ニ隔離シ、

血ノ淘汰ニ従フ。


三、淘汰ノ基準ヲ文書化セズ、口伝及ビ身体検分ノみ依ル。

代々、御影ノ名ヲ冠スル当主ハ、自身ノ身体ヲ以テ権威ヲ示スこと。

奇形、歪曲、衰弱は辱シメニ非ズ、

血ノ純化ヲ示スしるしト看做ス。


四、外部ヲ欺瞞スル者、及ビ干渉スル役人ニ対シ、

「無キ者」と称シ秘密ヲ守ルコト。

万一、外部ニ漏レル者アレバ、

規定ニ従ヒ処分ス。


五、血統ニ従フ者ノ忠誠ハ、思想・礼法ヲ越エル。

血の純度、血の秩序、血のことわりノ前ニ、

全テハ従属スル。


六、尚、次代ニ於ケル選別及ビ淘汰ノ方法ハ、

当代当主ノ判断ニ委ネ、

産婆・記録係ハ従フコト。


血統ノ秩序、血ノ支配、血ノ王座。

之ヲ乱ス者ナキコト。


――御影家家老連署――

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