鬼術の真髄お見せしよう・・・!
青王鬼の断末魔の叫びが島全体に響き渡る。
「っ!?この声後ろから?まさか凛ちゃんが鬼を倒した?いや、あの実力ではあり得ない・・・!となると彩聖ちゃんがもう戻ってきたのかしら?」
凜が鬼の幹部、青王鬼を倒したなんて優奈も思わないだろう。
この島全体の誰もが青王鬼はとてつもない力を持つ陰陽師に倒されたと感じたはずだ。
下っ端の鬼も青王鬼の断末魔を聞い他途端に動きが鈍くなった・・・。明らかに士気が下がっている。
「これは一気に殲滅する好機!」
そう判断したら優奈の動きは早かった。
動揺状態の鬼を手に持つ二刀の小太刀でグッサグサに刺して倒していく。
この光景に鬼の幹部の1人緑王鬼は驚く。
鬼達の認識では陰陽師とは変な御札を使って攻撃をする軟弱者であったが、その認識がまるで違っていた。
「なんという戦いぶりっ・・・!これが陰陽師っ・・・!」
優奈の獰猛な獣の如くの戦いぶりに緑王鬼は心が昂ってきた。
「良いっ・・・!良いではないかっ・・・!この小娘・・・久しぶりにこの私を楽しませてくれそうではないかっ・・・!」
すると緑王鬼は前線で戦っていた下っ端の鬼をボッコボッコと手にする棍棒で叩き潰す。
「邪魔じゃっ・・・!貴様らっ・・・退けぃっ・・・!貴様らでは小娘の相手にならんわっ・・・!ワシが殺るっ・・・!」
優奈の前に現れた緑王鬼を見て、優奈は大したことがない鬼と思っていた。
「緑色の鬼・・・幹部の緑王鬼かしら?弱そうだけど・・・。」
「ふん!ワシはな!他の鬼には使えない術があるのよ!貴様らには真似出来ない鬼術がな!」
すると少しずつ緑王鬼がデカくなる。
「これが鬼術・・・。身体能力を上げる術と聞いていたけど身体も大きくするのね。」
ただでさえ大きな緑王鬼が3メートルくらいの巨体になるにも関わらず優奈は余裕の顔である。
「ただ力が強くなるだけでは私は倒せないわ。接近戦は私の十八番よ。」
「フン!ワシも接近戦が十八番じゃ!」
「なら戦いましょう。中級陰陽師筆頭迎家頭首、迎優奈!この二刀の小太刀であンたを切り裂く!」
「大王鬼に仕える鬼の三幹部筆頭、緑王鬼!この鬼術で強化した身体、切り裂けれるものなら切り裂いてみぃっ!」




