あぁっー!反対方向から鬼が上陸しているでござるぅ〜
彩聖が赤王鬼を溺死させた頃、優奈と凜は反対方向から上陸して来た鬼を見て戦いの準備をしていた。
「そりゃ当然よねって感じ。」
「何が?」
「正面から来る敵が全てではないって事よ。」
恐らく鬼はもともとこういう作戦で動いたのであろう。
それにしても随分と鬼が上陸してきた。100体ほどだろうか?
「参ったわね・・・私、もう術使えないのにこんなにいるなんて。」
「あ、そうか!優奈ちゃんもう術の使えないんだ・・・どうしよう。」
彩聖のいない今、どうやってもこの数の鬼に勝てる気がしない。
「しょうがないわね。こうみえても私は剣の腕は超一流よ。」
すると優奈は二本の小太刀を手にする。
「あ、もしかして二刀流!?凄い!かなりレアだ!」
「ええ、二刀流よ。二刀流って難しいけど私は何とか使いこなせるようになったわ。」
そもそも刀って意外に重くて女の子が片手で持つのはかなり苦しいのだが、優奈は筋トレをして片手で持つ練習をして何とか二刀流を使いこなせる様になったのだ。
「それじゃあ凛ちゃん・・・。」
「ん?なぁに?」
「コレ渡しておくから私の戦い方をちゃんと見ておきなさい。」
凜が優奈から渡されたのは聖域の御札であった。
聖域の御札とは持っていると敵に姿が見えないようになる御札で、陰陽師支部で安値で売っている。
「うう・・・ありがとう優奈ちゃん。なんか申し訳ないけど今回も見学しときます。」
凜にとっては良かったのか悪かったのか分からないが今回も戦力外となった。
「さて・・・と。私も本気を出すわよ。さぁ鬼さん行くわよ。」




