鈴衛さん働きすぎて過労死しちゃう!
「・・・という事で明日の予定はこんな感じです。明日の為に今日はゆっくりと休んでください。それでは・・・!」
そう言って鈴衛は帰ろうとするが彩聖は鈴衛の手を握る。
「ちょっと待ておっさん。せっかくなら私の家に泊まらないか?ババアも本部の人と聞いたらOKと言うだろう。」
彩聖の心遣いに鈴衛は感謝する・・・しかし鈴衛は泊まるわけにはいかないのだ。
「その心遣いは感謝しますが私はこれから京都に戻って各地方の討伐状況の集計がありますので申し訳ありません。では明日宜しくお願い致します。」
そう言って鈴衛はタクシーを呼んであるコンビニへと向かう。
「鈴衛さん忙しいみたいね。いつもあんな感じで東奔西走しているのよ。」
これから京都の本部に戻って討伐の集計をして、しばらく仮眠を取って今度は別の地方に行って・・・こんな感じで全国各地に走り回っているのが本部の重要人物の鈴衛さんだ。
陰陽師が上手く機能しているのも鈴衛さんの手腕が大きく、鈴衛さんがいなくなると陰陽師という組織が終わるであろうと言われている。
ちなみにこれだけ頑張って働いても鈴衛さんの給料は上がりません。残業手当なんてありません。
「あのおっさん疲れきった顔をしているけど休みあるんか?」
「一応陰陽師本部の事務員という事になっているから週休二日の祭日も休みだから休みはあるはず・・・?」
正直優奈も鈴衛さんがちゃんと休みを取れているのかは分からない。あの様子を見るとまともに休みは取れないと思うけど・・・。
「あのおじさん・・・過労死寸前な気がする。見ていて危なく感じるもん・・・。」
さっきから黙ってみていた凜は鈴衛が死にそうでヤバいずっと感じていた。いつ死ぬのか分からないから怖かった模様。
「しゃーないな・・・明日あのおっさんには少し休んでもらおうか。具体的にはな・・・」
彩聖は2人に鈴衛を休ませる為に少し良いことを閃いた。




