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『この世界の平和の為に私は戦う』―怖い妖怪なんてぶっ倒しちゃえ!彩聖の妖怪大殲滅物語!―  作者: 獅子王
彩聖の妖怪退治

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戦いは来週の金曜日・・・鬼ヶ島上陸作戦始めまっせ!

優奈は鈴衛に電話を掛ける・・・しかし中々電話が繋がらない。


「出ないわね・・・。」


「サボっとんか?」


「いや、多分事務処理とかやる事が多すぎて電話に出る余裕が無いだけだと思うわ。あの人優秀なのに人材教育が下手だから結局全部自分でやってしまう人みたいだし。」


陰陽師の本部で働いているのは上級、中級の陰陽師の戦うのが嫌な人ばかりで成り立っている。


そういう人たちはやる気もなく仕事も出来ない。しかし鈴衛は下級陰陽師出身だから必死に仕事を頑張って本部の重要な仕事を任されるほどになったのだ。


それ故に人材教育まで手が回らないのだ。


「まぁ、仕方ないわ。鈴衛さんにLINEで連絡しとこ。とりあえず私の実習の関係もあるから来週の金曜の夜で良いよね?」


「うむ、良いぞ!金曜の夜なら次の日は学校休みで部活も休みだから昼間で寝ても大丈夫だし。なぁ凛?凛も部活休みだよな?」


「うん。あたしの部活は基本的に土日は休みだよ・・・。」


しかし凜はどこか浮かない様子である。


どうにも鬼退治が怖いみたいで不安な様だ。


「そんなに不安ならしばらく私が訓練に付き合ってあげるわよ。」


不安そうな凜を見て優奈は何とかしないといけないと思った。このまま鬼退治に連れて行ったら泣き出しそうだから少し訓練させなければならない。


「そんなの優奈がしなくても私が教えてやるぞ?」


「違うの。彩聖ちゃんは武器を使った戦い方専門でしょ?私は凛ちゃんに御札の使い方を訓練させたいと思っているの。」


御札の使い方・・・今まで彩聖と優奈は力攻めで戦っていたが陰陽師の見せ所は御札を使った術である。


もちろん上級、中級、下級の陰陽師で術の力は生まれつき違う。上級はもちろん強い術が使えるが下級は弱い術しか使えない。


彩聖に至っては弱い術もロクに扱えない。


しかし弱い術とはいえしっかりと訓練しておけばいざという時に役に立つこともある。


優奈は凛に術をしっかりと教えることで凛の強さの底上げを図ろうと思っていた。





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