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『この世界の平和の為に私は戦う』―怖い妖怪なんてぶっ倒しちゃえ!彩聖の妖怪大殲滅物語!―  作者: 獅子王
彩聖の妖怪退治

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瀬戸内海に無人島多すぎやろw

「瀬戸内海には島が約3000、そのうち人が住んでるのが約160島で無人島は約2840ぐらい。その無人島に鬼が大量に現れたとの事よ。」


「無人島多すぎだろ。陰陽師の本部は動かんのか?」


「陰陽師本部は何か他にやることあるみたい。上級陰陽師たちの考えていることが分からないわ。どうせ面倒な厄介事は中級下級の私達にやらせるつもりなのよ。」


優奈は呆れた顔をする。そうなるのも無理はない。


上級陰陽師の殆どは陰陽師という組織が創立された時からある一族。


前田家、江藤家、佐々岡家、緒方家、常廣家、外木場家、小早川家、安倍家、東出家、新井家、石原家の11家ある。


そして上級陰陽師の中でも文句なしの頂点に立つのが安倍家なのだが平和な現在では安倍家もわざわざ表立って動くことはなく、殆どの戦いは中級下級の陰陽師にやらせて自分は高みの見物を決めている。


上級陰陽師は仕事しなくても高額の給料が貰えるが中級や下級は陰陽師の仕事自体が給料少ないため生活のために必死に妖怪討伐をする。


そんな感じだから上級陰陽師は現代では何もする事のない、ただの飾りのような物と優奈は認識している。


「上級陰陽師ねぇ・・・あたしはあの人たち嫌だな。傲慢であたし達を見下した目で見てくるから。」


陰陽師の集会などで上級陰陽師をみたことある凜は過去に嫌な思いをしたことがある。


「私は小学生の頃、佐々岡家のボンクラをブチ喰らわしたわ。舌打ちして来たから喰らわして全裸で川から突き落としてやったら次の日親父がボコボコにされたあげく給料まで減らされたわ!ハッハッハ!」


彩聖の場合はやり過ぎ・・・お父さんが可哀想。


「まぁ、それでね。他の地域の陰陽師も瀬戸内海にある無人島なんて多すぎるから中々手出し出来ないのよ。だからね・・・私達3人でこの問題を解決しない?」


「2000以上ある無人島を一つ一つ潰していくのなんて無理だろ。でも・・・だからこそ面白い!無理と思われることをやってのけてこそ名が上がるというものよ!ハッハッハ!」


二人は楽観的過ぎる・・・この二人はなんでこんなにも物事を簡単に見ているのだろうか?


「普通に無理だよ・・・どうして彩聖も優奈ちゃんもそんなに自信のあるの?」


なぜ凜は当たり前の事を聞くのだろう?優奈も彩聖もそんな顔をしていた。


「それはな」


「それはね」


『私が強いからよ!!』


二人して口にしたその言葉。そこには説得力があった。


「凜、おめぇが自信ねぇのも弱いからだ。だがな!強くなれば必然的に自信は付くんだ。」


「そうよ。強くなって成功体験を積む・・・ただそれだけの事で自信は付くの。」





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