普段「アレ」な娘だけど真面目なんです・・・
次の日の朝・・・というか昼。
彩聖は目覚めた。時計を見ると12時過ぎていた。
目が覚めてボーっとする彩聖。服装はいつもと同じ巫女さんの服装で寝ていた。
寝相の悪さで乱れる巫女服がほんのりエロい。
「ふわぁ~・・・眠い!寝すぎた!寝すぎたでダリィ!」
寝すぎたけどめちゃくちゃ眠い。何だかいくらでも寝れる感じがする。けどここで寝てちゃ駄目なのだ。
「起きて勉強しないとな。」
いつもは暇な凜が遊びに来る時間だが凜は今は教習所でバイクの免許を取りに行っている。
「んっー私も来週から免許取りに行くし。学校の勉強もあるし大忙しだな・・・。」
そうやって彩聖が独り言を言っていると部屋から誰かの気配がする。
立ち上がって見てみると押入れの中に誰かがいる。
「そこかゴラァっ!」
開けてみるとそこにはミニスカ巫女さんの格好をした優奈が寝転んでいた。
「おはよう彩聖ちゃん。爆睡だったね。」
「不法侵入者め。さっさと出ていけ。」
彩聖は担いで二階の部屋から投げ落とそうとする。
「ちょっ!コラ!待ちなさい!私はアンタのお母さんの許可を貰ってお邪魔してんのよ!」
「ババアから許可だと?・・・なら許したろうか。」
投げ落とすのを辞めた彩聖は畳の上に丁寧に優奈を落とす。
「全くもう・・・。私、今日は実習ないから彩聖ちゃんの勉強の手伝いに来たのよ。現役医大生の頭脳少しは役に立つわよ?」
「本当か?助かる!」
いつも彩聖は優奈をライバル視しているがこの時ばかりは感謝をしていた。
「優也に頼まれたのよ。妹の勉強を頼むって・・・。」
迎優奈は彩聖の兄の優也と中学の時から交際している。お互いの家族公認の仲である。
その為、彩聖のお母さんも簡単に優奈を彩聖の部屋に上げたのだ。
「兄貴から?てかアイツ今どこにいるんだる半年ぐらい家に帰ってきてないぞ。」
彩聖の兄はよく長期間家に帰ってこなくなる。大抵は他県の妖怪を狩って報酬を稼いでいるのだが、家族に何も言わないからみんな迷惑している。
「鳥取県らしいわ。鳥取は人手不足で陰陽師不足だからね。」
「鳥取・・・私も行きたいけどバイクの免許まだないからな・・・。」
「だから、その為に私がここに来たのよ。学校の勉強に教習の勉強も始まるんだから頑張って勉強教えに来たのよ。アンタ、帝国京都大学狙っているんでしょ?本当に死物狂いでやらなきゃ受からない所なんだから私も死物狂いで教えるわ。」
この時ばかりは彩聖も死ぬほど嬉しかった。いつもはライバル視している宿敵がこの忙しい時に手を貸してくれる。
「優奈・・・恩に着るっ!」
彩聖は嬉しさのあまりに泣きながら優奈に抱きつく。
「こ、コラ!抱きつかないの!離しなさい!」
「ここまで私に良くしてくれるなんて・・・私は今猛烈に感動している!もうお前を離さないからな!」
「コラ!力強く抱きつかないの!てか離せ!」




